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2023.11.07 08:30

ついにインテルMacから買い替え? M3搭載MacBook ProとiMac

M3 Maxを搭載する16インチMacBook Proの新色スペースブラック

アップルが3ナノメートルの微細化技術を採用するMac向けの最新システムオンチップ「Apple M3」シリーズを発表した。M3チップを載せて最初に登場する「MacBook Pro」と「iMac」のファーストインプレッションを報告する。中でも14インチMacBook Proがビジネス用モバイルPCとしても優秀だった。

インテルMacからの買い換えどきがきた

アップルがMac向けの新しいシステムオンチップ「Apple M3」を発表。エントリーグレードから最上位のMaxまで3種類のチップがある

アップルがMac向けの新しいシステムオンチップ「Apple M3」を発表。エントリーグレードから最上位のMaxまで3種類のチップがある

アップルは独自設計によるMシリーズのAppleシリコンを2020年発売のMacから初搭載した。現行のMacにはもうインテル製プロセッサを採用する商品がないため、アップルは10月末にオンラインで開催した新しいMacの製品発表会では、少し強めのトーンで「M3チップとインテルチップの実力差」を打ち出した。

例えばM3ベースとインテルベースのMacBook Proを比べた場合、M3搭載MacBook Proはパフォーマンスが約11倍向上している。モバイルPCの性能評価において大事なバッテリーライフは、インテル搭載Macの約11時間から、M3搭載Macはその倍の約22時間に伸びた。MacBook Proならば空の旅の間にバッテリー切れの心配が不要になる。

モバイルエンターテインメントマシンとしても新しいM3搭載MacBook Proは異彩を放つ。高画質を誇るLiquid Retina XDRディスプレイを搭載し、HDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)映像の精細感や輝度を落とすことなく再現する。内蔵する6スピーカーサウンドシステムはDolby Atmosによる音楽、またはビデオコンテンツのサウンドを立体的に描く空間オーディオ再生に対応している。

M2搭載MacBook Airとどちらを選ぶべきか

アップルはM2搭載の13インチMacBook Proが生産を完了する代わりに、M3ファミリーの中でエントリークラスのチップに位置づけられる「M3」を載せて、24万円台から買える14インチのMacBook Proを新しくラインナップに加えた。本機はM3搭載MacBook Proの入門機として、ビジネスパーソンにも魅力ある選択肢になる。

M3搭載の14インチMacBook Pro。新しいMacBook Proのエントリーモデルに位置づけられる

M3搭載の14インチMacBook Pro。新しいMacBook Proのエントリーモデルに位置づけられる

M2搭載13インチMacBook Proとの差を比べてみる。M3搭載の14インチMacBook Proには高画質なLiquid Retina XDRディスプレイがあるので、写真・動画の編集が快適だ。デジタルカメラから直接データが取り込めるSDXCカードスロットも使いやすい。プロジェクターや大画面モニターなどによるプレゼンテーションを行う際にはHDMIポートが役に立つ。フロントカメラの解像度が720pから1080pに向上しているので、ビデオ会議の際にはより鮮明な映像を通話相手に届けられる。

側面にはHDMIポートやSDXCカードスロットも搭載

側面にはHDMIポートやSDXCカードスロットも搭載

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