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2023.11.06 16:00

積み重ねてきた技術力と開発力が結実。業界の常識を覆す電気シェーバーブランド

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電気シェーバーは1〜2年で替刃を交換するもの。この常識を覆す電気シェーバーが登場した。開発したのは技術力で定評のあるマクセルイズミ。その開発背景には、確かな技術力と「サステナブルな社会のためのモノづくりを目指す」という信念があった。


2023年10月、業界の常識を覆す新たな電気シェーバーブランドが発表された。その名も『everedge(エバーエッジ)』。「気に入ったシェーバーを長く愛用し続けたい」というユーザーのニーズに応え、「替刃の交換が5年間不要」とうたう、高いスペックを追求した製品だ。どのようにしてこの挑戦が可能となったのか?マクセルイズミのeveredge開発プロジェクトを先導した、三澤正憲と長野昌幸の2名に話を聞いた。

OEMで培った知見が技術力と開発力を支えている

マクセルイズミの前身である泉精器製作所が電気シェーバー用の刃の製造を開始したのは1956年、いまから67年前のことだ。以来、電気シェーバーやヘアードライヤーなどの家電製品のOEM供給を開始。長きにわたって市場のニーズに対応、さまざまな製品を開発することで、幅広い技術力を蓄積してきた。また、電設工具の開発・製造も手がけ、電力会社などの電設工事のプロたちの厳しい要望にも応えてきた。

その技術力は、自社ブランドとして発売した電気シェーバー「Ⅴシリーズ」にも如実に表れている。例えば、イズミⅤシリーズ4枚刃シェーバー「IZF-Ⅴ931」は「価格.comプロダクトアワード2022」において美容部門の大賞とシェーバーカテゴリーの金賞をダブル受賞。さらに、毛玉取り器「毛玉とるとる」シリーズは12年連続シェアNO.1に輝くなど、同社の家電製品はユーザーの支持を得ている。

そうした優れた製品が生まれた背景には、長年携わってきたOEM製品の開発・製造の経験が大きい。家電事業本部第一営業部部長の三澤正憲は、次のように話す。

「これまで、OEMの製品開発にあたって、いろいろな要望をいただいてきました。そういった多種多様な要望に対して真摯に対応してきたことが、幅広い知識の蓄積と、技術力の向上につながっています。残念ながら世に出ることのなかった技術も数多くありますが、当社の多彩な引き出しとなり、新製品の開発に役立つこともあります」

マクセルイズミ家電事業本部第一営業部部長 三澤正憲

マクセルイズミ家電事業本部第一営業部部長 三澤正憲


同社には、かつて開発した試作品などを保管した部屋があり、新製品を開発する際などに見直すことで、新機能のヒントを得ることも少なくないという。また、2023年4月には、マクセルの九州事業所で展開していた健康、理美容、医療関連機器の製造販売部門がマクセルイズミに移管され、マクセルイズミ九州事業所になった。これにより技術の引き出しがさらに増え、新たな製品の誕生につながるだろう。

従業員の意見やアイデアが製品開発に直結

マクセルイズミの卓越した開発力を象徴しているのが、これまでに発売してきた製品群である。例えば、折り畳み式ヘアードライヤーや、髪を巻いて温めるホットカーラーなど、数々のアイデア商品を世に送り出してきた。冒頭で触れたマクセルイズミの大ヒット商品のひとつである毛玉取り器「毛玉とるとる」シリーズの開発も、実は同社ならではの企業文化が背景にある。家電事業本部第一営業部企画課課長の長野昌幸は次のように語る。

「この製品が誕生したきっかけは、電気シェーバーの生産ラインで働いていた女性従業員の発言でした。『このシェーバーの刃でセーターなどの毛玉は取れないのかしら』という一言を企画サイドで吸い上げて毛玉取り器を開発。電気シェーバーの開発で培ってきた技術で新領域の製品の開発に成功したのです」

このように、従業員の意見やアイデアをすぐに製品開発に結び付けていく社風が脈々と受け継がれてきている。そんな企業文化は制度化され、今では定期的にアイデア会議を開催し、従業員の発想をカタチにする仕組みとして機能している。

マクセルイズミ家電事業本部第一営業部企画課課長 長野昌幸

マクセルイズミ家電事業本部第一営業部企画課課長 長野昌幸


また、マクセルイズミでは新製品の開発に営業、企画、技術、品質管理等の複数の部門が協力して行うが、そのチームワークの良さも同社が誇る企業文化のひとつ。自分の部門の利益を優先するセクショナリズムが一切ないという。営業サイドがマーケットインの発想で新製品に求める機能を技術サイドに依頼することもあれば、技術サイドからプロダクトアウトで優れた機能を有する製品を提案することもあり、お互いの立場を尊重し、頻繁に意見交換をしながら製品開発を進める企業文化が根づいているのだ。

相反する要素を高次元で両立

そして、2023年10月に発表されたのがeveredge(エバーエッジ)という電気シェーバーだ。同製品に使用されているのは、これまで両立が困難とされていた刃の切れ味持続性と耐久性を実現した「サステナブルな刃」である。長寿命の刃であることから「サステバ」と命名し、電気シェーバーの新機軸を打ち出した。まさに、マクセルイズミの優れた発想力と技術力が結集された製品だといえる。

「シェーバーの切れ味と耐久性は対極にあり、ユーザーが求める切れ味を維持しようとした場合、電気シェーバーは1年から1年半で替刃を交換するのが当たり前になっています。ですが現在、いろいろな分野でサステナブルが求められるなか、電気シェーバーも環境にやさしい製品をつくるべきだと考えました。また、電気シェーバーの替刃は高額です。物価上昇が続くなか、替刃をするだけでもユーザーのみなさまに経済的な負担をかけることになります。そこで、サステナブルと経済性の両面で優れた製品を開発しようとeveredgeの開発をスタートさせました。それも、挑戦するなら2年や3年ではなく、5年もの間、切れ味が持続する刃を実現するという高い目標を設定し、開発を続けてきました」(三澤)

5年もの間、切れ味を持続させるため、まずは素材から厳選。最終的に選んだのは、手術用のメスなどにも使われているオーステナイト系ステンレス鋼を外刃と内刃に使用。錆びないうえに頑強性が高く曲げにくい同素材を、60年以上培ってきた製造加工技術で曲げ、切れ味や摩耗の耐久試験を実施し、厳密な品質検査をクリアしたことで、5年間切れ味を持続させることに成功させた。

「シェーバーの保証期間は長くても2年ほどで、通常その保証対象は本体だけです。刃を5年間も保証しているのは業界初だと思います。実使用相当の条件で切れ味と摩耗の試験を繰り返し、5年間鋭い切れ味が持続できることをクリアしています」(長野)

電気シェーバーのディファクト・スタンダードを目指す

しかし、外刃と内刃が5年間へたることなく、切れ味が持続できても、本体のモーターや電池が持たなければ保証はできない。そこでモーターと大容量の電池も再度検証した。その他にもeveredgeには魅力的な機能が付加されている。そのひとつが「シェービングAI」だ。

「従来の当社電気シェーバーは、ヒゲが濃い場所はカットスピードが落ちていました。しかし、everedgeはヒゲの濃さをセンサーが認識、自動制御することで、ヒゲが濃い場所でもカットスピードが落ちずに安定した切れ味を保つことができます。また、肌にピタッと密着してやさしく剃り上げることができるように、6枚刃のサスペンションや機構にもこだわりました」(長野)

6枚刃は広い範囲を早く剃ることに優れているが、鼻下やヒゲのキワなど細かい部分を剃りにくいという難点がある。everedgeは、1枚の刃をポップアップさせる「ナローシェーブモード」を組み込むことで解決。狭い部分のヒゲも簡単に剃れるようになった。

「実はこのナローシェーブモードは以前に開発した機能ですが、製品のつくりが複雑化してしまうため、いまでは使われなくなった技術。それを今回のeveredgeに組み込みました。まさに先人たちが残してくれた技術を見直し、組み込んだ機能です」(三澤)

60年以上にわたって受け継いできた技術力とチームワークで「サステバ」という画期的な刃を搭載して誕生したeveredge。以前にも増してサステナブルな社会が求められるようになるなか、everedgeが電気シェーバーのディファクト・スタンダードになるのもそう遠くないだろう。

マクセルイズミ everedge
https://www.izumi.maxell.co.jp/everedge/

みさわ・まさのり◎マクセルイズミ家電事業本部第一営業部部長。大学卒業後、同社の前身である泉精器製作所に入社。入社後、商品設計に14年間携わった後、商品企画、営業、開発を経て、現在に至る。everedgeの構想段階からプロジェクト責任者として参画。

ながの・まさゆき◎マクセルイズミ家電事業本部第一営業部企画課課長。大学卒業後、マクセル(当時、日立マクセル)へ入社。その後、同社で設計、営業の経験を経て、マクセルイズミへ転籍。モノ作りと販売、両方の経験を武器にeveredgeの構想段階からプロジェクトの企画担当リーダーとして参画。

Promoted by マクセルイズミ | text by Tetsuji Hirosawa | photographs by Yuta Fukitsuka | edited by Hirotaka Imai