キャリア・教育

2022.12.22 08:50

「去るか、留まるか?」転職を考える時に自問すべきこと

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新年を前にしたホリデーシーズンは、今の仕事やキャリアについて真剣に考えてみるのにふさわしい時だ。お祭り騒ぎが過ぎ去り、現実がまた始まると、また元の代わり映えのしない日常に戻ってしまう。

自分の人生で何をしたいのかを考えざるを得ない気持ちになったとき、人はこう考え始める。「これでいいのか? この先10年、この仕事に縛られたままでいいのだろうか?」と。問題は、ほとんどの人が、何をすればいいのかわからないことだ。

仕事を辞めたとして、他の会社がもっと良いところだという保証はない。しかし、いまの仕事に留まって頑張ると決めたとした場合、何も変わらないままである可能性は高い。

どうしたらよいかを考えるために、次のように自問してみよう。


・上司は、自分の勤勉さや努力を評価し、労をねぎらってくれるか?
・報酬は適正か?
・成長や昇進の可能性はあるか?
・目的意識はあるか、仕事は有意義か?
・仕事に行くのはどんな気分か?
・職場に友人はいるか? 親身になってくれる上司、有能なリーダーがいるか?
・今、幸せか?

これらは、自分に尋ねてみたい質問の一部だ。たとえば、仕事に目的や意味を見いだせない。上司が自分を気にかけてくれない。組織内で昇進の道がない。満足感がない。もしそういった状況なら、行動を起こすべき時だということを示すサインかもしれない。

転職する、と決める場合


転職したい理由をよく考えてみよう。人は往々にして、焦って仕事を辞めてしまうことがある。同僚と口論したとか、上司に嫌なことを言われたとか、「クイットフルエンサー(退職の連鎖を引き起こす人)」が辞めたので自分も辞めようと思ったなど、理由はさまざまだろう。

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翻訳=藤原聡美/ガリレオ

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