ジャスティン・ビーバーがH&Mに抗議、「無断使用」を主張

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ジャスティン・ビーバー(Photo by Joseph Okpako/WireImage)

人気歌手のジャスティン・ビーバーは12月19日、アパレル大手H&Mのストアで自分の名前や画像を使った商品を買わないようファンに呼びかけた。このデザインは「ゴミ」であり、自分はこのラインを認めていないと彼は主張したが、H&M側はこの主張が事実ではないと述べている。

H&Mは許諾を得ずに彼のアイテムをリリースしたと、ビーバーはインスタグラムのストーリーで告発した。

「私だったら買わない」と、ビーバーは2億7000万人のインスタグラムのフォロワーたちに語り、これらの商品が「ゴミだ」と付け加えた。彼がどのアイテムのことを指しているのかは定かではないが、H&Mは彼の名前を冠したカラフルなパーカーやその他のアイテムの画像をサイトに掲載しており、中には2021年の楽曲「Ghost」の歌詞の「I miss you more than life」というフレーズをあしらったものもある。

H&Mの担当者はフォーブスに送ったEメールのコメントで、同社がこの商品に関し他のすべてのライセンス商品やパートナーシップと同様に「適切な承認プロセスを経ている」と述べ、ビーバーの主張を否定した。

昨年度は238億ドル(約3.3兆円)の売上高を記録したH&M(ヘネス・アンド・マウリッツ)は、アリアナ・グランデやビリー・アイリッシュを含む人気シンガーのアイテムを販売することで知られている。スウェーデンに本社を置く同社は、以前にもビーバーを起用したアイテムを販売していた。

H&Mは、Zaraの親会社のインデックスに次ぐ世界2位のアパレル小売業者として知られている。同社は先月、第3四半期の売上減少を受け、コスト削減のために1500人の人員削減を開始した。

ビーバーは6月に顔面神経麻痺を引き起こすラムゼイハント症候群と診断され、9月にワールド・ツアーを中止していた。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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