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2022.12.03 09:30

新たな市場を開拓するには、見込み客のいる場所を見つけよう

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「このエコシステムの中には、理想の顧客が集まる水飲み場がある。具体的には、団体やイベント、ポッドキャスト、人気雑誌、『ベスト〇〇』リスト、オンライングループなどだ」とスリムは言う。「こうした水飲み場の主催者は、ある使命を、あなたと共有している。つまり、理想の顧客が抱える核心的な問題を解決するという使命だ」

スリムは手始めに、そうした水飲み場のリストを作成することを提案する。リストは、スプレッドシートで管理するといいだろう。まずは、以下のカテゴリーから始めてみよう。

1.サービス提供者
2.ソートリーダー、インフルエンサー
3.団体、クラブ
4.教会などのコミュニティ
5.新聞や雑誌、ブログなどのメディア・ハブ
6.イベント
7.非営利団体
8.政府機関
9.学術機関
10.営利企業

「これで、対面とオンラインの水飲み場リストが完成する。理想的な顧客に、何倍もの規模でリーチできる可能性がある場所だ。これを起点に、つながりを築くための、入念かつ一貫した計画を立てることができる」とスリムは述べている。

「リストから選択した水飲み場のメンバーに接触し、彼らの仕事や、理想の顧客の問題解決に役立つ情報やリソースを共有しよう。人脈の種をゆっくりと、丹念に植えていき、自身の取り組みを、小さなマーケティング活動に分解して実践するといい」

スリムのウェブサイトでは、こうした取り組みを支援する無料のダウンロード素材を多数提供している。また同氏は、2023年2月16~19日にアリゾナ州メサで、そうした取り組みを後押しするライブイベント「The Widest Net Retreat(ザ・ワイデスト・ネット・リトリート)」を開催する予定だ。

この取り組みを成功させるためには、努力が必要だ。日々行動を起こして、種をまく必要がある。

筆者は、スリムの本に書いてあったことを試してみた。スリムが言う「小さなマーケティング活動」を実践してみた私は、1週間もしないうちに、参加費2200ドルのイベントに無料招待された。そのイベントは、理想的な見込み客でいっぱいの水飲み場だ。おまけに主催者から、筆者の仕事を推薦してくれると言ってもらえた。本1冊分の投資に対しては、悪くないリターンだ。

forbes.com 原文

翻訳=高橋朋子/ガリレオ

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