テクノロジー

2022.10.21 10:15

まだ開発段階、未来のクリエイティブをちら見できるAdobeの「SNEAKS」開催

安井克至

MotionMix


静止画である写真内の人物をAdobe Senseiで、ダンスさせることができる。人物が2人であっても動かすことが可能で、背景も変えられる。


Blink


AIを使って動画を文字起こししてくれる「Blink」。顔認証で登場人物を区別することも可能で、さらに文字起こしのテキストや顔で出演タイミングを検索することもできる。画像内で表示されたテキストも検索対象で、動画の編集もテキストのコピペで簡単に行うことができる。



ArtisticScenes


3D写真を扱う「ArtisticScenes」は、その拡大・縮小だけでなく、例えば鉛筆画や点描画のサンプルがあればそのスタイルを3D写真全体に適用できる。また被写体の種類を認識し、人物や建物などを分けて適用したいスタイルを反映してくれる。



AllOfMe


1枚の写真を元に、新たな写真を創り出すことができる「AllOfMe」。例えばヒザ上までしか写っていない写真でも、AIが足を追加し全身写真にしてくれる。マスクを使って変更したい箇所を指定し、服装の色や種類をAIで変えられるので簡単にルックブックを作ることができる。背景も変更可能だ。



BeyondTheSeen


AIで補いながら、1枚の画像から360℃のパノラマファイルを作れる「BeyondTheSeen」。指定した被写体だけ角度を変えたり、明るさに合わせたり、メタリックな質感の場合、そこに写り込んでいるであろうものも表現してくれる。



BeyondTheShade


合成する被写体に、背景に合わせた影を自動でつけてくれる「BeyondTheShade」。背景内の被写体も認識してくれるので、追加した被写体を動かせば、現実がそうであるように背景内の被写体に影が乗るといった表現も自動で行ってくれる。

光が当たる方向、影の位置を変えることも可能でそれにより被写体が影に入ったりすることもできる。さらに風が吹き、影が動く様子も表現できる。



2022年のSNEAKSで発表された機能はAIが「即座」に適用、変更してくれるというものなので、動画で見ていただいたほうがそのすごさを感じやすい。SNEAKSの様子はこちらで見ることができる。

文・編集=安井克至

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