ギグエコノミーの恩恵を受ける4つの方法

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コロナ禍は、遠隔勤務からフレックスタイム制まで私たちの働き方に前例のない変化をもたらした。しかし、それほど目立ってはいないが重要な点に仕事の変化がある。

コンサルティング企業エデルマン・データ&インテリジェンス(DxI)の2021年の調査によると、フリーランスで働く人は米国の労働力の36%を占めていた。

2020年から21年の間のフリーランサーの数は大きく変わっていないものの、一時的な仕事ではなく高スキルのフリーランスの仕事をするようになった人が増えている。2021年には実際、フリーランサーの51%が大学院の学位を持っていた。これは前年比で6%増加している。

健康保険や確定拠出個人年金制度の401(k)が提供されないフリーランスのフルタイム勤務は、生計を立てる上で危険だと考えられている。しかし現実は全く違う。遠隔勤務で働けることやキャリアを自分で管理できることを理由にフリーランスに転向する人が増えているのだ。

フリーランサーは、今後さらに広く浸透するだろう。推測によると、米国では2028年時点で約9010万人がフリーランス活動をしていると推測されている。これは労働力の半分以上だ。この理由を推測するのはそれほど難しくない。

先述のエデルマンの調査によると、フリーランサーの44%は通常のフルタイムの仕事よりも多くの金を稼げると述べている。2021年だけでも、フリーランサーは米経済に約1兆3000億ドル(約190兆円)の収入をもたらしていた。

あなたもその一部になるにはどうすればよいのだろう? ここではその4つの方法を紹介する。

1. 特定分野を選ぶ


フィンテック企業アイウォカ(Iwoca)の調査によると、英国の小企業の65%が事業拡張のためフリーランサーを採用する計画があると答えた。とはいえ、全てのスキルがギグエコノミーで同等に扱われているわけではない。

例えば、英企業でウェブデザイナーを採用する可能性が非常に高いと答えた企業は22%だったが、データアナリストの場合はわずか9%だった。

ここでは、その他のフリーランスの仕事を一部、需要が高い順に挙げる。

・会計士
・ソーシャルメディアマーケティング責任者
・グラフィックデザイナー
・簿記係
・フォトグラファー
・モバイルアプリ開発者
・コンピュータープログラマー
・ウェブリサーチャー
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翻訳・編集=出田静

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