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2022.08.31 12:00

YouTubeのウォジスキCEO、過去にテスラへの移籍を検討していた

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ユーチューブのCEOのスーザン・ウォジスキ(Photo by Richard Bord/Getty Images for Cannes Lions)

ユーチューブのCEOのスーザン・ウォジスキは、現在のポジションに就く前にテスラへの移籍を検討していたことが、間もなく発売される書籍からの抜粋で明らかになった。

このニュースを最初に報じたCNBCによると、ブルームバーグ記者のMark Bergenが執筆した9月6日発売予定の書籍『Like, Comment, Subscribe:Inside YouTube’s Chaotic Rise to World Domination(ユーチューブが世界を制覇するまでの波乱に満ちた舞台裏)』には、ウォジスキが2014年にテスラのCOOになるための交渉を行っていたとの記述があるという。

グーグルの最初の従業員の1人である彼女は、最終的に同社に留まることに決め、2014年からユーチューブのトップを務めている。フォーブスはこの件でグーグルとテスラにコメントを求めたが、現時点で回答は得られていない。

フォーブスはウォジスキの保有資産を7億6500万ドル(約1060億円)と試算しており、彼女は米国で32番目に裕福なセルフメイド(叩き上げ)の女性富豪となっている。

ウォジスキとの交渉が行われたとされる2014年当時、テスラは現在のような大手企業のポジションには程遠く、年間の納車台数はわずか3万台強だった。現在は年間100万台近くを納車するテスラのCEOのイーロン・マスクは2551億ドルの資産を持つ世界一の富豪だが、当時の資産は84億ドル程度だった。

ウォジスキはユーチューブの大規模な成長を主導し、同プラットフォームを月間ユーザー数20億人にまで成長させた。グーグルの共同創業者のセルゲイ・ブリンとラリー・ペイジは、1999年にグーグルに入社した彼女のメンロパークの自宅のガレージで1998年に同社の検索エンジンを開発したとされる。

ウォジスキの妹で遺伝子検査サービス23AndMeの創業者でCEOのアン・ウォジスキは、2007年から2015年までグーグルの共同創業者のブリンと結婚していた。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は先月、マスクがブリンの2番目の妻のニコール・シャナハンと不倫し、その後の夫妻の離婚につながったと報じたが、マスクとシャナハンの双方はこの報道を否定している。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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