このことからもわかる通り、アニメは日本を代表する大衆文化のひとつとなっています。
「アニメ」は単純にアニメーションの略だと考えられがちですが、世界では「アニメ(anime)」と「アニメーション(animation)」は別物で、海外で「anime」は日本のアニメのことを指します。
一般的な「animation」の対象年齢はほぼ子ども向けなのに対して、「anime」は幼児向けから、小学生、中学生向け、ヤングアダルト向け、成人向けなど幅広い年齢層向けのものがあります。また、正義対悪という単純な勧善懲悪を越えた作り込まれたストーリーや世界観も日本アニメの特徴です。
1冊に複数タイトルのマンガが毎週連載されるという日本のマンガフォーマットも、多くの原作マンガを生み出し、アニメを発展させている一因です。63年の「鉄腕アトム」以降の1話30分の日本のテレビアニメのフォーマットの確立も寄与していると考えられます。
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