ライフスタイル

2022.08.09 12:30

まるでステーキのようなハンバーグ 平山雄太の推しメシ

谷本 有香

福岡パルコ店「極味や」のハンバーグ

社会で活躍するリーダーや、著名なビジネスマンたちのパワーの源は何なのか? 彼らの「パワーフード」から、彼らのエネルギーの源を探るシリーズ。

今回は、世界経済フォーラム第四次産業革命日本センター・スマートシティプロジェクト長の平山雄太さん。複数の民間企業での新規事業の立ち上げを経験後、福岡地域戦略推進協議会にて、オープンイノベーション推進や、スタートアップ支援や、スマートシティプロジェクトを担当。

2019年3月より、世界経済フォーラム第四次産業革命日本センターにてG20 Global Smart Cities Alliance立ち上げを担当、都市ネットワークの運営を通して、国内外の参画都市に対して、テクノロジーガバナンスに関する情報や共有の場を提供している。その他、名古屋大学客員准教授等、多忙な日々を送る。

そんな平山さんの「推しメシ」とは、福岡市天神にある「極味や」のハンバーグ。地元では、大人気のハンバーグレストランで、福岡市内を中心に人気の焼肉店をチェーン展開しているグループ。「伊万里牛を中心とした九州産の黒毛和牛と国産牛を独自の配合でブレンドし、つなぎを極限まで減らした玉ねぎ不使用の、まるでステーキのようなハンバーグなんです。自分で焼いて食べるスタイルなのですが、肉そのものを食べている! というインパクトの強さと、肉本来の甘味と旨味が溶け合って、抜群に美味しい!」

「福岡パルコがオープンして、たまたまお店に入ったのが出会いです。大名にある系列店の焼肉屋は、元々知っていたので、味は間違いないはず……と足を踏み入れたら、想像の斜め上のクオリティで、衝撃が走りました!」。福岡出張の折には足を運ぶ平山さん。お客様をもてなす時に、あえてカジュアルなこの店や、系列店を選んでいるが、10人中10人満足していただけたので、絶対的な信頼を寄せているという。



国内外のスマートシティの実現に貢献することをゴールとし、スマートシティプロジェクト長として奔走する平山さん。以前、地方創生で全国を回っていた際に、ある畜産農家の方が、最近はヘルシー志向で、若い方たちが霜降り肉を喜ばなくなったこともあり、農家を辞めることも考えていると聞いたことが印象に残っているという。

「海外に行くと、世界中で日本の牛肉を求められているのに、大変もったいないなと思ったんです。そういう意味でも、こうやって若い人が肉の味を感じられるお店は重要だなと」。

「食はまさしく文化」と語る平山さん。

「だからこそ、こだわらないといけないのじゃないかと思います。フランス人がワインにこだわるように、私たちも自分たちの食文化を愛し、自信をもって語れるようにしておくことは、海外の方から一目置かれるようになるという意味でも、重要なのだと思います」。

「極味や」福岡パルコ店
福岡市中央区天神2-11-1 福岡パルコB1F
092-235-7124

文=中村麻美

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