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2022.07.30 20:00

有名人に面識ないままいきなりメール 23歳起業家が授けるコツ

Venus78 / Shutterstock.com

若者向けマーケティングコンサルティング企業ガールZ(GirlZ)の創業者マディー・ブレグマンはこれまで、ゲータレード(Gatorade)や全米プロフットボールリーグ(NFL)、ニコロデオン、ペプシコ、バーガーキング、チポトレなど有名ブランドと働いてきた。

彼女のキャリアは2017年、面識がない相手に送った1通のメールから始まった。最初の成功に励まされた彼女はその後、他の多くのメールに埋もれず受信者に読んでもらえるようなメールを面識のない相手に送る技術を意識的に集め、磨いてきた。

ブレグマンの手法は、いくつかシンプルなコツに従えば再現できる。面識がない相手にメールでアプローチするコツは次の通りだ。

1. 簡潔にまとめ、売り込まない


大きな責任を抱える有名役員やインフルエンサーは、既に電子メールを洪水のように受信し、自由に使える時間は非常に少ない。メールを読んでもらう可能性を高めるには、簡潔で焦点を定めた内容にしよう。ブレグマンは「文を短くしてスペースを空ければ読みやすくなる」と説明している。

また、売り込みをかけると読み手はほぼ必ず不快感を持つため、彼女は最初のメールで売り込みをかけないよう警鐘を鳴らしている。

「面識なしでメールを送る際はセールストークをしないこと」とブレグマン。「最初のメールの目標は、その人の注意を引き関心を持たせることだ」

2. ただ助言を求めず、的を絞った質問をすること


役員やインフルエンサーは大半の人と同様、毎日のやることリストを終えるのに一苦労している。助言を求める見ず知らずの人から脈絡もなくメールを受け取ることは興ざめ以上のものだ。

「多くの人が、ただ助言を求めたり一緒にコーヒーでもと誘ったりしがちだが、それでは返答は得られないことが多い」とブレグマン。「相手は常にこのようなリクエストを受けていて、一度も会ったことがない人とコーヒーを飲みに行く時間は通常ない」

ブレグマンはその代わり、非常に具体的な質問をすることを提案している。

「私はテデックス(TEDx)のスピーチを準備していたとき、人前で話すことについて助言を求めた」とブレグマン。「マーク(・キューバン)には、その場で最も若い人であることを楽しみ、それを認めて自分の強みとして活用するように言われた」

また、ベストセラー『やり抜く力』の著者アンジェラ・ダックワースは「始まり(不安)と中間(弱さ)、終わり(学んだ教訓)があるストーリーを語ること」を、サードラブのハイディ・ザック最高経営責任者(CEO)は「(手を使う、活力を持つなど)自分らしく振る舞い、自分以外の誰かになろうとしないこと」をアドバイスした。

ブレグマンは非常に的を絞った質問をすることで、広く尊敬を集めるビジネス界の忙しい著名人から素晴らしいアドバイスを得るだけでなく、返信をもらうたびに非常に価値のあるつながりを構築した。
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翻訳・編集=出田静

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