「青い目の欧州人が殺されている」 ウクライナ報道の人種バイアス

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黒人の女性や少女が行方不明になったり遺体で見つかったりしても、報道されることは非常に少ない。白人女性が凶悪犯罪の被害者となった事件を積極的に報道する一方で、黒人や先住民、アジア系といった非白人が被害者の事件を無視する傾向は「行方不明の白人女性シンドローム」と呼ばれている。

マルコムXはかつて、「メディアは世界で最も力のある存在だ。無実の人を有罪にし、罪を犯した者を無罪にする。それがメディアの力だ。メディアが大衆の心を操っているのだ」と述べた。

何がどのように報道されるかには、バイアスが存在する。メディアは、人々の認識を形成する上で直接的な影響力を持っているため、こうした不公正さは断固として非難していかなければならない。

編集=遠藤宗生

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