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2022.02.07 08:30

高額報酬が期待できる見込み客と「合意書」をつくる際のポイント

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高額報酬が期待できる見込み客をクライアントとして獲得しようとしている場合、その最終段階となるのが、合意書への署名と、実際に報酬を支払ってもらうことだ。

筆者の定義では、高額報酬のクライアントとは、提供するサービスに対して数万ドルから数十万ドルを支払ってくれる顧客だ。しかし、これから紹介する合意書に盛り込むべき項目は、報酬がそれより低いクライアントにも当てはまる。

クライアントを獲得したときには、合意書(契約という用語は控えたい)を作成し、署名してもらう必要がある。

筆者は弁護士ではないし、このコラムも、法的アドバイスを提供するものではない。しかし、合意書に関する法律関連書を読んでおり、作成するときには弁護士の手を借りている。また、このコラムを書く際には、多くの弁護士にインタビューも行った(あなたがご想像されたとおり、筆者は弁護士から、このような但し書きを書くよう指示された)。

以上で但し書き部分は終わったので、以下では、事業開発について学ぶ教室のような感じで、合意文書に盛り込むべき項目を見ていこう。高額報酬のクライアントと交わす合意書の作成時に検討してほしいポイントを、チェックリスト形式でまとめてみた。

合意の適用期間:合意書が適用される期間はどのくらいか。適用の開始日と終了日を盛り込まなくてはならない。年間委託であれば、毎年新しい合意書に署名してもらう必要がある。

合意の関係者:サービスを提供する側とクライアントの、正式名称、ならびに所在地を明記する。会社の通称だけでなく、法律上の正式名も必要だ。

報酬等:報酬や1時間あたりの料金、経費の処理方法、支払い方法(小切手、クレジットカード、ペイパル、スクエアといった決済手段)をまとめる。

合意の範囲:この項目には、サービスに含まれていることと、含まれていないことを記載する。双方の意見を一致させておく必要がある。クライアントの要望を取り違えるという事態は避けたいはずだ。

秘密情報の定義:「秘密情報」には、書面での情報、口頭での情報、開示情報のほか、あらゆる伝達や観察手段を通じて直接的または間接的に入手可能な情報など、すべてが含まれる。
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翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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