ビジネス

2022.01.26 06:00

バーバリーが通期利益35%増を予想、アジアの売上増がけん引


4月にはCEO交代


バーバリーのジェラルド・マーフィー(Gerard Murphy)会長が業績報告の場で述べたところによれば、定価販売売上の増加は第2四半期から加速しており、これはビジネスの質の向上を反映しているという。

マーフィーは、「厳しい外部環境が続いているが、今年度を好調に終え、4月に新しい最高経営責任者(CEO)に就任するジョナサン・アクロイド(Jonathan Akeroyd)に素晴らしい土台を提供できると確信している」と話した。

4月に予定されている経営幹部の交代は、以前から計画されていたものだ。バーバリーは先だって、マルコ・ゴベッティCEOの後任として、ライバルの高級ブランド「ヴェルサーチェ」からアクロイドを引き抜いていた。

ゴベッティは、バーバリーをさらに高級化し、フランスやイタリアの同業他社に匹敵する価格設定を実現することをめざしていたが、その改革計画の途上での退任だった。

ゴベッティは、故郷イタリアへ戻りたいという意向から、2021年末で退任した(イタリアの高級ブランド「サルヴァトーレ フェラガモ」のCEOに就任すると報道されている)。ゴベッティは2018年、かつて高級ブランド「ジバンシィ」で共に働いたデザイナーのティッシを、バーバリーへ呼び寄せるのに貢献した。

翻訳=梅田智世/ガリレオ

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