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2021.11.03 12:00

最年少女性ユニコーンCEOが語る20代中盤までに起業すべき理由

Spring Healthの創業者エイプリル・コー(Getty Images)

企業向けにメンタルヘルスソリューションを提供する「Spring Health」の創業者エイプリル・コー(April Koh)が同社を設立したのは、まだイェール大学の学生だった24歳のときだ。それから6年が経った今年の9月、同社は1億9000万ドルを調達し、評価額は20億ドル(約2280億円)に達した。これにより、コーはShippoの共同創業者であるLaura Behrens Wuを抜き、女性では最年少のユニコーン企業のCEOとなった。

年齢が若く、非白人であるコーにとって、これまでの道のりは平坦なものではなかったが、未経験であることが強みになったことが多かったという。

「女性が起業する場合、20代前半から中盤が最適な年齢だと思う」と現在29歳のコーは、10月11日にデトロイトで開催されたフォーブスの「アンダー30サミット」で述べた。彼女は、シェリル・サンドバーグの例を引き合いに出し、女性起業家が直面する課題について語った。

コーは、若くして起業する女性は、出産可能年齢のタイムリミットを気にせずに事業に専念できると述べた。彼女は、若さゆえの未熟さや、経験不足をポジティブに捉えるようにしているという。かつて、彼女は年齢の若い採用候補者に不安を覚え、不採用にすることがあったことを反省している。

「会社を立ち上げて間もない頃は、自分自身の若さを補うため、年齢が高く、経験豊富な人材を採用することに執着していた。しかし、豊富な経験は企業の成功や成長に重要だが、それ以外にも大切なことがある」と彼女は語る。

一方で、コーと一緒に登壇した企業向けの倉庫のレンタルサービスを手がける「Stord」のCEOで現在24歳のショーン・ヘンリーは、今でも年齢の若さが事業を拡大させる上で障害になることがあると述べた。彼は、ジョージア工科大学の1年生だったときにStordを設立し、現在の同社の評価額は11億ドルに達している。
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編集=上田裕資

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