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2021.06.28 17:00

非常識な株主総会、90歳のバフェットが語ったこと


──そもそも、尾藤氏はどのようにバークシャーの総会に参加することになったのか

ある編集者に「バークシャーの総会には行かないのか」と聞かれて、行ってみてもいいかな、と。ただ、参加の仕方がわからなかったので、バフェット本人に手紙を書いた、「ぜひ株主総会に参加したい」と。

そうしたら、秘書から参加証が送られてきた。それから毎年参加しているが、行くこと自体から波及する様々な学びの効果があり、株だけではなく、人生や生き方、更には、人への接し方、コーポレートカルチャーのあり方などを学べる私にとって大切なイベントだ。

──尾藤氏にとってバフェット総会とは

日本の総会とは全く異なる。まずは、株主をどう見ているのか、どうもてなすのか。通常の株主総会で、5時間にわたって、嫌な顔ひとつせず、質問に答え続ける経営者はいるだろうか。

バフェットは、株主のことを「シェアホルダー」とは言わない。「パートナー」と呼ぶ。家族みたいなものだと。だから、毎年、家族のようにもてなす。総会に来ている世界から集まった投資家は、皆、活き活きとし、とても幸せそうな笑顔をしているのがとても印象的だ。

──尾藤氏にとってウォーレン・バフェットとは

人生のヒーロー、先生。この人を追いかけていれば、また、学んでいれば間違いないと思える人物である。10兆円を優に超える資産のほとんど全部を寄付する姿勢も尊敬できる。彼の姿勢を見ていると、強欲的な資本主義から、本来あるべき金融の姿を思い起こさせる。

バフェットの投資手法である「複利効果」を最大化させる力。そのためには、それを活かせるような生き方をしなければいけないと思わされる。また、そのためにやり続けることの大切さ、持続することの重要性も改めて考えさせられる。



尾藤峰男◎びとうファイナンシャルサービス代表取締役。金融機関から完全に独立した資産運用アドバイザーとして、個人の金融資産や退職金の運用助言・ライフプランニング・サービスを、商品の販売手数料によらずに、フィー(投資助言料)のみで提供している。グローバルな投資理論や外国株投資、国際分散投資に精通。著書に『いまこそ始めよう 外国株投資入門』『バフェットの非常識な株主総会』。日本経済新聞、日経ヴェリタス等に記事掲載多数。日経CNBC、テレビ東京などにも登場。2014年から6年連続、米国ネブラスカ州オマハで開催されたバークシャー・ハサウェイ株主総会に参加(2020年、21年はネット総会)、バフェット・ウォッチャーとしても知られている。

取材・文=谷本有香

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