大人のシガーと茶色いお酒 ダイナミックなラテンの躍動感を五感で堪能〜 Le Connaisseur Akasaka〜




ル・コネスールは、現在都内に6店舗(銀座、六本木、赤坂、渋谷、丸ノ内、高輪)ある。元々はJTの社内ベンチャーで誕生したシガーショップ&バーで、シガーの保管に最適な温度20℃、湿度70%にコントロールされたウォークイン・ヒュミドール(シガーのセラールーム)を全店にきちんと備えていることが特徴だ。
このような設備をもつシガーショップは都内に20数軒しかないが、ワインを販売しようと思ったらワインセラーが必要なように、シガーを販売するには、温度と湿度が管理されたヒュミドールが必要なのだ。
シガーカッターや灰皿などシガー関連のアクセサリー類も豊富に揃っているので、シガーをこれから始めようとお考えの方にはこちらのお店をおすすめする。
6店舗の店長のなかでも、赤坂店の堀豊店長は入社15年になる大ベテラン。その堀氏がリコメンドしてくれたのは「ボリバー・ペティベリコソスE.L. 2009」と「ロンサカパ XO」の組み合わせ。ボリバーとは、27種類あるキューバ産ブランドのなかでもパルタガス、ラモン・アロネスと並びフルボディの部類に入るブランドだ。その名はラテンアメリカを解放した英雄、ベネズエラ人のシモン・ボリバルに由来し、リングに肖像画が描かれている。なかでも2009年に限定生産されたのが「リミテッド・エディション(Edicion Limitada)」シリーズ。それに甘みを強くもつラム酒、ロンサカパを合わせるという作戦だ。
なぜ甘いのか。ロン サカパはサトウキビの一番搾り汁をさらに濃縮し蜂蜜状にしたバージンシュガーケイン・ハニーを使い、グアテマラの高地、海抜2,300mの雲の上の家で熟成されたプレミアム・ラム。この酒のもつ甘みによって、シガーのもつ深い苦みとの絶妙なバランスが生まれるというわけだ。


Bolivar Petit BelicososE.L. 2009 Ron Zacapa XO
ボリバー・ペティ ベリコソス E.L. 2009 ロン サカパ XO
「土地のものには土地のもの」。ゆえにシガーにはラムが合う。タバコとサトウキビの産地や歴史には共通点が多い。で、ロン サカパはグアテマラ産、ボリバーはキューバ産。違うって? ボリバーとはベネズエラ出身の英雄の名前にちなみ、ボリビアの国名の由来でもある。そう、ラテンアメリカはひとつなのだ。「ボリバー・ペティ ベリコソスE.L.2009」¥2,600、「ロン サカパ XO」¥2,381。



ル・コネスール赤坂店
正午から深夜まで使えるシガーラバーの殿堂
各種シガーや写真の「南部鉄器製シガーアシュトレー」¥23,000などグッズの購入もできる。
●東京都港区赤坂3-8-8 赤坂フローラルプラザ1F ☎03-3505-6363 営12:00 〜翌4:00( 土17:00〜) 休日・祝 シガー¥800〜、スピリッツ¥954〜、チャージ¥1,000(17時以降)。www.leconnaisseur.jp/

この記事は 「Forbes JAPAN No.10 2015年5月号(2015/03/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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