ビジネス

2019.01.16

注目のAI・ビッグデータ・モビリティ関連スタートアップ22社 #日本のスタートアップ図鑑

日本のスタートアップの調達総額は、この5年で4.7倍に増加した。大型投資が相次ぎ、政府が「2023年までにユニコーン20社」の旗をふるなか、次のメルカリが産声を上げている。Forbes JAPANが発表した「日本のスタートアップ大図鑑」より、注目のAI・ビッグデータ・モビリティ関連スタートアップ15社を紹介する。

国産ユニコーンはメルカリとここだけ
Preferred Networks

代表者:西川 徹 
創業年:2014年3月
累計調達額:124億円以上

IoTでの活用を中心としたディープラーニング技術が強みの東大発AIスタートアップ。トヨタ自動車、NTT、ファナックなど大企業と提携している。

AIノウハウを結集
ABEJA

代表者:岡田陽介
創業年:2012年9月
累計調達額:51億円以上

AIスタートアップ。AIの導入を実現するための実装用プラットフォーム「ABEJAPlatform」および特定業界版「ABEJAinsight」を提供。

「意識をもったAI」の開発
アラヤ

代表者:金井良太
創業年:2013年12月
累計調達額:─

人工知能技術を用いた脳画像解析をはじめ、神経科学・統計学・機械学習・情報科学を駆使し「意識をもった」次世代の人工知能を創造する。

あらゆるものに深層学習を
LeapMind

代表者:松田総一
創業年:2012年12月
累計調達額:14.9億円以上

計算量の圧縮により、少ないコンピューティングリソースのデバイスにディープラーニングを実装する技術を用いて、ソリューションや提携先との研究開発を推進。

機械を知能化するコントローラ
MUJIN

代表者:滝野一征、出杏光魯仙
創業年:2011年7月
累計調達額:6.75億円以上

人による動作設定の手間を省く、産業用ロボット向けの知能化ソフトウェアを開発。「MUJINコントローラ」などの制御装置を提供している。

圧縮なしディープラーニング
Idein

代表者:中村晃一
創業年:2015年4月
累計調達額:1.8億円

プロセッサの計算能力を限界まで引き出すことで、モデル圧縮なしでディープラーニングをデバイスに実装できる技術を開発。安価な「Raspberry Pi」に対応。

コールセンターを支えるAI
レトリバ

代表者:河原一哉
創業年:2016年8月
累計調達額:─

Preferred Infrastructureからのスピンアウトで設立。自然言語処理や機械学習といったAI技術を得意とし、コールセンター向け分析ソリューションなどを提供。

AIでコミュニケーションに変革
モビルス

代表者:石井智宏
創業年:2011年9月
累計調達額:7.2億円以上

AIなどの技術を用いたコミュニケーションソリューションを展開。コンタクトセンター向けチャットサポートシステムやチャットボット向け学習支援ツールなど。

次世代型RNNソリューション
QuantumCore

代表者:秋吉信吾
創業年:2018年10月
累計調達額:─

量子コンピューティング分野の技術転用で、チューニングなしに高精度なリカレントニューラルネットワーク(RNN)をリアルタイムで学習させる独自技術を開発。

誰もが使いこなせるAIを開発
ギリア

代表者:清水 亮
創業年:2017年
累計調達額:─

AIベンチャーのUEIとソニーコンピュータサイエンス研究所の合弁会社。産業向けAIソリューションに加え、一般ユーザーがAIを開発・流通できるサービスを開発。

個人の人格を映すパーソナルAI
オルツ

代表者:米倉千貴
創業年:2014年11月
累計調達額:11.9億円以上

OSSで実現する完全自動運転
ティアフォー

代表者:武田一哉
創業年:2015年12月
累計調達額:30億円以上

オープンソースの自動運転ソフト「Autoware」を使った完全自動運転システムの開発。2017年末に日本初の一般公道でのレベル4(無人運転)実験に成功。
次ページ > ハッカーからクルマを守る

文=フォーブス ジャパン編集部

この記事は 「Forbes JAPAN 日本の起業家」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事