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2018.12.20 13:00

「10歳から経営を志した」新世代のホテルプロデューサー #WOMENAWARD



昭和の面影を色濃く残す大阪の港街、弁天町に「HOTEL SHE, OSAKA」はある

──3軒目にオープンした大阪・弁天町の「HOTEL SHE, OSAKA」はオシャレな内装で、SNSでも話題になっていますね。これは、「街の空気感」をどのように表現したのでしょうか。

弁天町は、昭和情緒ある商店街や住宅街が続いている一方で、高架が駆け巡られている。

この土地に実際に足を運んで自分の目で見たときに、「アナログ」という言葉を連想したんです。そこで、全客室にアナログのレコードプレーヤーを備え付けました。
 
──龍崎さんにとって、「ホテル」とは、どのようなものですか?

メディアのようなものだと思っています。旅行者にとって「旅」とは、自分が普段生活している場所とは違う土地の「ライフスタイルを試着する」機会となります。

だからこそ私は、ただ寝る場所ではなく、ライフスタイルや社会のあり方を提案する空間としてホテルの可能性を広げていきたいと思っているのです。

また、今ではSNSで宿泊客が情報をどんどん発信してくれる時代です。地域と連携して、ホテルを通じて街の魅力を発信していくことにも取り組んでいます。

──1軒目の富良野ではほぼ全てお母様と二人でこなしていたそうですが、手がけるホテルが5軒となった今、龍崎さんはどのような仕事をしているのですか?

私は主に経営企画やマーケティング、ホテルプロデュースに携わり、ホテル運営は全国から集まったスタッフが行っています。

とはいえホテルの企画から運営までをシームレスに行えるのが私の強みなので、メンバーとは密に連携をとるようにしています。

──今後の目標を教えてください。

ホテル選びに新しい選択肢を提案することです。今はまだ、多くのホテルが、価格や面積など定量的な違いでしか選べない状況です。

そうではなく、気分や好みによって選べるようなホテル選びの新たなプラットフォームを作りたいと思っています。

龍崎翔子(りゅうざき・しょうこ)◎2014年、東京大学文科Ⅱ類入学。15年に母とともにL&Gグローバルビジネスを立ち上げ、 宿泊施設の経営を開始。学生と経営者の二足の草鞋を履く。母とたった二人でペンション「petit-hotel#MELON富良野」で接客や運営をすることから始め、徐々に京都や大阪、湯河原などへとホテルを拡大している。2018年に「Forbes JAPAN WOMEN AWARD」ルーキー賞を受賞。

文=吉田彩乃 写真=山添雄彦 スタイリング=石関淑史 ヘア&メイクアップ=古瀬理久子

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