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2018.11.07 11:30

ベン&ジェリーズが「反トランプ」アイス 米中間選挙に合わせ発売


しかし、ベン&ジェリーズの反トランプの姿勢はリスクともなり得る。同じ調査では約64%が、ブランドの社会・政治的問題への姿勢によって購入するブランドを変更したり、避けたり、ボイコットしたりしたことがあると回答した。

それでも、ベン&ジェリーズは自社の政治的立場を常に表明してきた。2016年の米大統領選挙後、同社は次期大統領に選ばれたトランプに宛てた公開書簡で、「私たちは、気候変動に関して今まで米国が積み重ねてきた進歩を守り、人種・社会的公平、LGBTQの権利、性の平等、宗教的違いの尊重、すべての人々への機会均等を強く擁護し続ける」と宣言した。このコミットメントは新たなフレーバーにも明確に示されている。ピーカン・レジストが発売されたのは、今月6日に投票が行われる米中間選挙の1週間前だ。

ベン&ジェリーズのマシュー・マッカーシー新最高経営責任者(CEO)は「私たちの目標は、ブランドの影響力、ベン&ジェリーズのアイス、そして当社の活動を通し、時代に逆行するような政策に立ち向かう活動を構築・支援するよう全国民に促すこと。私たちは、市民と企業の両方が立ち上がり、意見を届けることが以前にも増して重要になっていると考えている」と述べている。

編集=遠藤宗生

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