サムスン、Galaxy S10以降の端末で「ヘッドフォンジャック廃止」か

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サムスンが来年発売する、Galaxy Sシリーズの10周年記念モデル「Galaxy S10」には、ディスプレイ内蔵型の指紋センサーなど、同社が誇る最先端のイノベーションが投入されることが期待されている。

そのGalaxy S10に関して、また新たな情報が浮上した。この端末はサムスンのファンが愛してやまない、ある機能を備えた最後の端末になるのかもしれない。

韓国のニュースサイト「ETNews」によると、サムスンはGalaxy S10以降に発売する全端末から、3.5mmのヘッドフォンジャックを廃止することを検討中という。これはケーブル接続のヘッドフォンを愛用中の人にとっては、決して嬉しい話ではない。

「Galaxy S10以降の端末は、USB-Cポートに接続して使う3.5mmのイヤホンジャックの変換アダプタが同梱されることになる」とETNewsは述べている。

サムスンは端末の筐体をより薄くし、軽量化を果たすためにヘッドフォンジャックを廃止するとETNewsは述べている。ここ数年でワイヤレス式のイヤホンやヘッドフォンの普及は進んでおり、サムスンも2017年にオーディオブランドのJBLなどを傘下に持つ米国の「ハーマン」を80億ドルで買収していた。

アップルが2016年のiPhone 7でヘッドフォンジャックを廃止した一方で、サムスンはヘッドフォンジャックのサポートを続けることを宣言していた。しかし、ケーブル接続式のヘッドフォンに対応する端末を販売するメーカーは、今ではごくわずかになってしまった。

ETNewsの報道が正しいのであれば、来年発売のGalaxy Note 10からヘッドフォンジャックが廃止されることになる。ケーブル式のヘッドフォンの愛用者にとっては悲しいニュースだが、ブルートゥースのイヤホンやヘッドフォンが主流になりつつあるなかで、これは仕方のない話なのかもしれない。

編集=上田裕資

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