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2018.09.27 11:00

ヴーヴ・クリコ ビジネスウーマン アワード、日本の現在を代表するふたりの女性が選出

240年の歴史を持つシャンパーニュメゾン、ヴーヴ・クリコは、マダム・クリコと同じ革新的スピリッツを持つビジネスウーマンを讃えるため、世界各国で350名もの女性たちを表彰してきた。今年、日本でその栄誉に輝いたふたりの女性とは……


メゾン創業から200周年を記念した1972年より35年にわたって、革新的なスピリッツをもつビジネスウーマンを世界27カ国から350名以上表彰してきた「ヴーヴ・クリコ ビジネスウーマン アワード」。今年9月には初めて日本で独自開催され、新たにふたりの女性が受賞の栄誉に輝いた。



授賞式にあたって、ヴーヴ・クリコ・ポンサルダン社CEO、ジャン・マルク・ギャロ氏は「ヴーヴ・クリコ ビジネスウーマン アワードは、マダム・クリコの偉業と革新的なスピリッツを讃えるために創設されました。マダム・クリコは夫に先立たれながらも27歳で夫の事業を引き継ぎ、シャンパーニュの製法に画期的なイノベーションをもたらしました。また、リタイアした社員専用の住居を造るなど、その先進的なビジネスセンスは現在の価値観をもってしても称賛に値するもの。

今年は初めて日本独自に本アワードを開催することになり、日本の輝けるビジネスウーマンをご紹介できることをとてもうれしく思います」と語った。

受賞者はまずビジネスウーマン アワードに美術評論家の長谷川祐子氏、そして将来のさらなる活躍が期待される女性に与えられるニュージェネレーション アワードに株式会社気仙沼ニッティング代表取締役の御手洗瑞子氏が選出された。

受賞の言葉

【ビジネスウーマン アワード】

受賞者 長谷川祐子さん(美術評論家、東京都現代美術館参事、東京藝術大学大学院教授)



世界から350人ものビジネスウーマンが受賞してきたアワードを受け、クリエイティブでイノベーティブな女性たちのネットワークに連なることができて光栄です。私自身、9.11(2001)の出来事で価値観の変換を経験し、以来、これからのアートは人と人のコミュニケーションが主軸となり、女性が主人公となる時代が訪れるのだと感じてきました。アートの世界にあっても女性であることのデメリットを感じることはまだまだありますが、これからの世界を拓くのは女性たち。マダム・クリコの革新性を手本に、ヴーヴ・クリコの名のもとで、皆でレガシーを積み重ねていきたいと考えています。

【ニュージェネレーション アワード】

受賞者 御手洗瑞子(株式会社気仙沼ニッティング代表取締役)



マダム・クリコと私にはいくつかの共通点があります。まず、事業を始めたのがともに27歳のとき。そしてマダム・クリコは18世紀のナポレオン戦争下で夫を亡くし、私は東北の大震災後というやはり大変な局面からのスタートであったということ。そして、One Quality, The Finestという、唯一最高のものを追求するというスピリッツです。27歳で始めた事業がまもなく創業6年を迎えますが、ヴーヴ・クリコと同じく250年続く老舗ブランドになれるよう、常にチャレンジを続けていきたいと思います。

◆ヴーヴ・クリコ ビジネスウーマン アワード概要
夫に先立たれたのちの1805年、若干27歳にしてメゾン経営を引き継ぎ、決意の証として未亡人(ヴーヴ)の名前をブランドに刻んだマダム・クリコ(1777〜1866)の革新的精神と偉業をたたえるため、メゾン ヴーヴ・クリコ創業200周年となった1972年に創設されたアワード。世界中の優れたビジネスや活動にいそしむ女性たちに注目し、未来を切り開く女性リーダーたちのモチベーションともなっている。


Yuko Hasegawa 長谷川祐子◎東京藝術大学大学院を終了後、水戸芸術館、ホイットニー美術館、世田谷美術館で活動。その後、金沢21世紀美術館の立ち上げに参加。2006年、チーフキュレータとして東京都現代美術館に勤務し、2016年より同館参事、東京藝術大学教授に就任。

Tamako Mitarai 御手洗瑞子◎東京大学経済学部を卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。2010年、経済的自立が課題となっていたブータンへ渡り、初代首相フェローとして産業育成に従事。東日本大震災を機に帰国し、2012年に気仙沼にて、高品質の手編み商品を届ける「株式会社気仙沼ニッティング」を立ち上げ、2013年より同社代表取締役。

問い合わせ:MHD モエヘネシー ディアジオ ☎︎03-5217-9738

Promoted by MHD モエ ヘネシー ディアジオ 文=秋山都 写真=吉澤健太

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