キャリア・教育

2018.03.13 12:30

あなたが採用されなかった本当の理由

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3次・4次面接まで進んだのに採用されない場合、よくある理由は次の通りだ。

1. 採用責任者が、年齢や性別、経歴、教育、資格など、ある特定の要素を備えた人材を思い描いていて、それに合う人を採用した。

2. 採用された候補者のコミュニケーションの取り方が、あなたのものよりもなじみやすく安心できると採用責任者が感じた。

3. 採用責任者が誰を採用するか決断できなかったので、硬貨を投げて表と裏のどちらが出るかで決めることにし、相手の面が出た。(こうしたことは実際に起きる)

4. 採用された候補者が元業者や顧客だったり、誰かコネがいたりと、会社と何らかのつながりを持っていた。(すでに企業とつながっている人を採用するのは悪いことだろうか? いや、素晴らしいことだ。これもまた、不採用の理由を考えて腹を立てたり落ち込んだりしてはいけない理由の一つだ)

5. 採用された候補者は、採用責任者やその他の役員の質問に対し、まさに望まれていた答えを出したが、あなたの答えは少し独創的過ぎた。この場合は、不採用になった方が良かったのではないか?

6. あなたの自信と能力を見て、採用責任書が脅威を感じてしまった。

7. この職務に求めるものが定まっていないため、職務内容ががらりと変わっても不平を言わなそうな人を採用した。

8. あなたを本当は採用したかったが、他の候補者の方がより安い給料を提示した。

9. 複数のプロジェクトを完了するためだけに人を採用し、終了したらこのポジションをなくす計画があり、あなたを採用することを避けたかった。

10. あなたが採用されなかった理由は永遠に分からないかもしれない。理由を知ることは本当に大切なのか? 気にすればするほど、あなたの力が吸い取られてしまう。

4~5時間しか会ったことのない人たちが、なぜ他の候補者を採用したのかをはっきりさせようとして、あなたの魅力を無駄にしてはいけない。そんなこと、誰が気にするだろうか? あなたはすでに自分の道を歩んでいる。それを信じることだ。

もしかしたら、あなたは最終面接で意識せず「この仕事は自分に合っていないから採用しないで!」という合図を送っていたのかもしれない。私たちの体は、自分が考えているよりもずっと賢いものだ。

時間がたてば、逃した仕事が実はあなたには小さ過ぎたと気づくかもしれない。

翻訳・編集=出田静

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