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2018.01.18 11:30

日本の起業家ランキング、次代を担う「ライジングスター」3社

RISING STAR アワード3位、モスキートーン 堀 浩輝CEO。12月1日に開催されたJAPAN'S START-UP OF THE YEAR 2018にて。

次代を担う「ユニコーン企業」の卵を探せ! 昨年から始まったウェブ公募企画「RISING STAR」アワード。今回は全国から25社がエントリーした。未来のメルカリはどこだ!


新しい日本をつくり、日本経済を牽引する起業家を応援するというコンセプトのもと、今年で4回目を迎えるフォーブス ジャパン恒例の「日本の起業家ランキング」。その新たな試みとして、2016年から始まったのが、読者が中心となって次代を担うスタートアップを決める公募枠「RISING STAR」アワードだ。

応募条件は今年も「創業3年以内であること」のみ。資金調達額は不問にし、1. 起業家の「志、理念」、2. ビジネスの「革新性」、3. 「起業家と経営チーム」、4. 後押しする推薦者のコメントの4項目でエントリーを募った。

エントリーした25社を対象に、ウェブ上で読者投票を実施、上位5社を選出。その結果をもとに、評価委員によって上位3社を決定した。1位は動画メディアを手がける「エブリー」、2位は建設業のマッチングアプリを手がける「東京ロケット」、3位は人事評価・分析のクラウドサービスを手がける「モスキートーン」。「IoT」関連のサービスがランクインした昨年とは異なる顔ぶれとなった。

この中から、日本発・世界的な「ユニコーン・スタートアップ」が生まれてくることを期待したい。

1位 吉田大成/エブリー

エブリーは、「動画を通じてもっと楽しく、もっと充実した毎日に」というビジョンのもと、2015年9月に創業。創業からわずか2年あまりだが、すでに料理や女性向け、ママ向けなど4つのカテゴリで動画メディアを展開している。

代表取締役を務める吉田大成は、ソーシャルゲーム会社のグリー「釣りスタ」などの立ち上げに従事し、日本事業全体を統括した人物。現在、料理動画メディア「DELISH KITCHEN」のアプリダウンロード数は800万を突破している。

2位 我妻陽一/東京ロケット

東京ロケットは、2017年3月に創業。建設業の職人と現場をマッチングするアプリ「助太刀くん」を開発、運営している。代表取締役である我妻陽一は、大手電気工事会社で現場監督として働いた後、電気工事会社を11年経営した経験を持つ。

同年8月にVCから5000万円の資金調達を実施、9月にweb版をリリース。また、「職人に対する就労支援」に関する特許を出願し、建設現場の「人手不足」の解決を図る。17年11月にスマートフォン用アプリを配信予定。

3位 堀 浩輝/モスキートーン

モスキートーンは、社員の目標と評価をクラウドで一元管理するサービス「HRBrain」の開発・運営を行う。創業は2016年3月。代表取締役は、サイバーエージェントでAmebaの事業部長を経験した堀浩輝。

同社は17年1月にジェネシアベンチャーズとBEENEXTから数千万円規模の資金調達を実施、同サービスを正式公開した。具体的な料金体系はユーザー数別の従量課金モデルを取り入れており、1ユーザーあたり600〜900円。これまでに数十社が利用している。

応募スタートアップ(企業名・代表名)
エイシング・出澤純一 / ecbo・工藤慎一 / エネチェンジ・有田一平 / エブリー・吉田大成 / カウ・大木大地 / Kyash・鷹取真一 / クリンタル・杉田玲夢 / Terra Drone・徳重 徹 / 東京ロケット・我妻陽一 / TRINUS・佐藤真矢 / ナウキャスト・林 良太 / favy・高梨 巧 / BizteX・嶋田光敏 / ブイキューブロボティクス・ジャパン・出村太晋 / Planetway Corporation・平尾憲映 / ベースフード・橋本 舜 / ペットボードヘルスケア・堀 宏治 / BONX・宮坂貴大 / FOLIO・甲斐真一郎 /モスキートーン・堀 浩輝 / manaby・岡﨑 衛 / ミライセルフ・表 孝憲 / モビンギ・Wayland Zhang / レトリバ・河原一哉 / ローンディール・原田未来

文=フォーブス ジャパン編集部

この記事は 「Forbes JAPAN 日本の起業家 BEST100」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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