マネー

2018.01.02 15:00

世界で最も影響力のある投資家 BEST50

ランキング12位のピーター・ティール(Photo by Neilson Barnard / Getty Images for New York Times)

「世界最強の投資家」のリストに割って入るには、圧倒的な成果が必要だ──昨年36位から5位に躍り出たブライアン・シンガーマンのように。王者ジム・ゲッツやクリス・サッカ、ジョン・ドーアが引退宣言し、2012年のフェイスブックのIPOも過去のものになりつつある。来年は波乱がありそうだ。

本ランキングはフォーブスとトゥルー・ブリッジ・パートナーズが共同で行い、対象は過去5年間における2億ドル以上のIPOや買収案件、および4億ドル以上の価値評価を得た投資先。(以下、左から 投資家名/所属(会社名)/投資先)


1位 ジム・ゲッツ/セコイア・キャピタル/WhatsApp


Photo by Steve Jennings / Getty Images for TechCrunch

14年のフェイスブックによるWhatsApp買収以降、本ランキング1位。今年1月にセコイアトップの座を34位のボサに譲ると発表。

2位 クリス・サッカ/Lowercase Capital/ウーバー


Photo by Nicola Gell / Getty Images for SXSW

グーグルの弁護士を経てLowercase創業。ツイッターやウーバーへの投資で成功。今年4月、スタートアップ投資からの引退を発表。

3位 ピーター・フェントン/ベンチマーク/Docker


Photo by Anthony Harvey / Getty Images for TechCrunch

ツイッターに2009年のステージCから投資、同社の取締役も務めた。14年には投資先2社が同日にIPOする奇跡も。

4位 スティーブ・アンダーソン/Baseline Ventures/インスタグラム

インスタグラムへの創業時の投資をはじめ、約2.5億ドルでセールスフォースに買収されたHerokuへの投資で知られる。

5位 ブライアン・シンガーマン/Founders Fund/Stemcentrx

6位 メアリー・ミーカー/Kleiner Perkins Caufield & Byers/エアビーアンドビー

氏による年1の「インターネット・トレンド」レポートはもはや伝説的。モルスタのアナリストを経て10年からKPCB参画。

7位 ビル・ガーリー/ベンチマーク/ウーバー

早期からウーバーに投資したことでも知られるたった6人のVC「ベンチマーク」のひとり。彼らの立場は等しく、利益は等分。

8位 カール・ゴードン/OrbiMed/Acerta

9位 ダグラス・レオン/セコイア・キャピタル/ServiceNow

サンマイクロ、HPなどを経て88年セコイア参画、96年からMD。グーグルやユーチューブなどへの投資で莫大な利益を上げた。

10位 ジム・ブレイヤー/Breyer Capital/フェイスブック

11位 ニール・シェン/セコイア・キャピタル チャイナ/アリババ

外資VC全競合が苦戦する中国において、セコイアのフランチャイズを成功させた。中国最大の旅行予約サイトCtrip創業者。

12位 ピーター・ティール/Founders Fund/フェイスブック

ペイパル共同創業者で、売却後Founders Fund創業。フェイスブック初の外部投資家。近年は宇宙開発や延命技術に注目。

13位 シャオジュン・リー/IDG Capital Partners/シャオミ(小米)

14位 ポール・マデラ/Meritech Capital Partners/フェイスブック

15位 ユーリ・ミルナー/Digital Sky Technologies/フェイスブック

16位 ロバート・ニールセン/ARCH Venture Partners/Juno Therapeutics

17位 ニーラジュ・アグラワル/Battery Ventures/AppDynamics

18位 ジェフ・ジョーダン/アンドリーセン・ホロウィッツ/エアビーアンドビー

19位 ハンズ・タン/GGV Capital/Wish

中国向け投資のトップインベスター。05年から複数の中国系VCに従事、シャオミへの投資で財を成す。13年にGGV参画。

20位 マイク・メイプルズ Jr./Floodgate/ツイッター
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編集=フォーブス ジャパン編集部

この記事は 「Forbes JAPAN 日本の起業家 BEST100」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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