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2017.12.24 12:00

ネーミングはクルマの人気を左右するか? 「Q・R・X」の威力


さて、最近の日産車でもっとも成功したのは、「QASHQAI(カシュカイ)」だろう。日本での名前はデュアリス。2006年にヨーロッパに登場するやいなや、あっという間に大ヒットとなった。

サイズ、デザインがちょうどいいと男性にも女性にも評判がよかったし、走りと乗り心地が素晴らしく、ぴったりの価格設定が大成功を呼んだ。QASHQAIというのは、イランの南部で「白い額の駿馬」を意味する言葉だそうで、この日産車は独自のニッチ市場にハマって驚くほど売れた。

ネーミングもパーフェクトだった。「Q」という文字が2つも入った名前はエキゾティックでスポーティで、いつだって楽しくて見た瞬間に脳に焼き付いてしまう。こちらはQの魔法がエポックを作った。

ところで、全世界的に有名になったのはホンダ・シビックだ。北米だけで毎日1000台以上売れて、ホンダを代表するクルマとなったが、その名前もズバリ、Civic=市民だ。誰にでも手が届くクルマ、大衆車として、これほどぴったりの名前が他にあるだろうか。ドイツ語で「国民車」を意味するフォルクスワーゲンと互角のネーミングだ。

シビックは1972年にデビューするとセンセーションを起した。前から読んでも、後からよんでもCivic。ホンダがアメリカで、そして世界で今日の人気と信頼を獲得する布石となった。

さて、あなたはどの日本車の名前に魅力を感じるだろうか?

国際モータージャーナリスト、ピーター・ライオンが語るクルマの話
「ライオンのひと吠え」 過去記事はこちら>>

文=ピーター・ライオン

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