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ウーバーやリフトには巨額の資金が注がれているが、カーシェアリング市場は競争の激化で、投資家からは以前ほどはセクシーな領域とはみなされなくなりつつある──。しかし、そんな中でまたもや巨額の資金調達を果たす企業が現れた。

その企業とはサンフランシスコ本拠のスタートアップ「Getaround」。同社はユーザーの自宅のクルマを他人に貸し出す、言わば「エアビーアンドビーの自家用車版」のような企業だ。Getaroundは4月20日、4500万ドル(約50億円)のシリーズC資金調達を行ったと発表した。

出資元には昨年10月に同社と提携を発表したトヨタや中国の上海汽車も加わった。今回の調達ラウンドはBraemar Energy Venturesがリードし、既存の出資元のMenlo Ventures やTriangle Peak Partnersも参加した。

調達資金を基にGetaroundは北米の事業を拡大する。現状で同社は13都市で月間50万人のアクティブユーザーを抱えている。今月初旬にはニュージャージー州北部へのサービスエリア拡大をアナウンスしていた。

「新たな出資を得られたことは非常に幸運だ。既存の出資元やパートナー企業からも莫大な支援を獲得することが出来た」と同社CEOのサム・ザイドは述べた。

「自分のクルマを人に貸し出すというアイデアで、我が社はカーシェアリング領域に独自のマーケットプレイスを築いた。この取り組みは人々とクルマとの関係に重要な変化をもたらすものだ。コネクテッドカーや自動運転車の時代の到来を前に、その基盤となるプラットフォームを築けたことに自信を深めている」

2009年創業のGetaroundが調達した資金はこれで総額8500万ドル(約93億円)に達した。この分野では競合のTuroが1億ドル以上を調達しているが、Turoの場合はテスラやポルシェ等のユニークな車限定で貸し出しを行っている。

編集=上田裕資

 

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