イーロン・マスクやジャック・マー、「凄い起業家」10人の名言

左から、イーロン・マスク、王健林、ジャック・マー


7) リード・ヘイスティングス/ネットフリックス

──「今のテレビでは不十分。必要なのは、“科学的”なサービスなんだよ」

[解説] 1950年代、テレビの登場で、メディア界の主役の座を降りることになったラジオ。ヘイスティングは、今度はインターネットテレビが、テレビを駆逐すると確信している。

8) ジェンスン・フアン/NVIDIA

──「世界に今よりもっとコンテンツが増えれば、もっと高度な ビジュアルが求められる。そこで、もっと画像処理速度が必要になるのは当然じゃないか」

[解説] 1999年以降、一貫してビジュアル・コンピューティング界のリーディング・カンパニーだったNVDIA。今後、ますます自分たちの仕事が重要になることを、端的に表した一言。

9) 王健林/ワンダグループ

──「ただの続編なんてダメだ。中国でヒットさせたいなら、もっと品質を上げるべきだ」

[解説] 2016年のレジェンダリー・ピクチャーズの買収を起爆剤に、世界的なエンターテインメントブランドへの転身を目指す王。しかし、ハリウッド流のやり方を素直には受け入れはしないのだ。

10) アレックス・カープ/PALANTIR TECHNOLOGIES

──「技術を何に使うかを考えるのが、僕の仕事だ」

[解説] 社会理論で博士号を取得したため、IT技術への理解が皆無だったカープは、「政府へのテロ攻撃を防ぎたい」というビジョンのみで、巨額の資金を調達したミッションドリブンの起業家。同社は、CIA等の政府組織や大企業向けのデータマーケティング・ソフトウェアを開発している。提供したソフトウェアは、防衛機関で活用され、テロリストの身柄確保などに貢献している。

文=山本隆太郎

この記事は 「Forbes JAPAN No.33 2017年4月号(2017/02/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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