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ニューヨーク医科大学で神経医学の教授を務めるPatricia Gerbarg博士は、深呼吸が健康にもたらすメリットを説いている。体を最大限にリラックスさせて生産性をアップさせるには、1分当たり4回半から6回のペースで深呼吸を行うとよいという。

また、息を吸い込む時間と吐き出す時間が同じ長さになると効果的だ。「Coherent Breathing(コヒーレント・ブリージング、整った呼吸法)」と呼ばれるこの呼吸法を実践すると、認識能力が上がりストレスが減るとされている。

「1分あたりおよそ5回の呼吸によって、通常よりも精神が冴えます。学生には試験やプレゼンの前にこの呼吸法を行うよう教えています」

Gerbargによると、少し練習すれば、これまでにないほどゆっくり呼吸しながら長い時間を過ごせるようになるという。また、この呼吸法は外見からは分かりにくいため、オフィスやミーティング中にも実践できるという。

この呼吸法を習得するにあたり、最適なアプリがアップルウォッチにある。最近のウォッチ向けOSのwatchOS 3に追加された「Breathe(ブリーズ、呼吸)」という無料アプリだ。

起動すると花のようなアニメーションが現れ、それが大きくなるのと同時に息を吸い、小さくなるのと同時に吐けばよい。アニメーションにより自分の肺が大きくなったり小さくなったりしている様子をイメージしやすい。実践する時間を決めると、リマインダーを送ってくれる機能もある。iPhoneのヘルスケアアプリとも連動させられる。

このストレス社会で心身ともにリラックスするのは一見難しそうだが、呼吸をコントロールするだけで気分は随分と変わるものなのだ。ヨガやマインドフルネスは敷居が高いと感じる人も、テクノロジーを有効活用すれば、簡単にリラックス効果が得られるだろう。

編集=上田裕資

 

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