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2017.03.01

教育熱高まる中国 「私立学校」IPOで資産750億円の富豪が誕生

Ronnie Chua / shutterstock

中国の私立学校法人「中国宇華教育(China Yuhua Education)」は、国内の教育熱の高まりを受けて事業を拡大。2月28日に香港市場でIPOを果たし、株価は公開価格の2.05香港ドルから10.7%上昇した。

中国国内で5万人の学生を抱える中国宇華教育は、河南省の鄭州市が本拠。16のキャンパスで幼稚園から大学までを運営する。現在53歳の創業者のLi Guangyuは貿易会社の経営を経て2001年に最初の学校を設立した。

その後、2005年に小学校と幼稚園の運営を開始。現在、宇華教育の会長を務めるLiは同社株の22億株を保有し、今回の上場により資産額は6億6000万ドル(約746億円)に達した。

中国の教育分野では、私立学校や個人向け指導を手がける企業が好調だ。幼稚園児から高校3年生までを対象に個人指導を行う企業、TALエデュケーションズグループ会長のZhang Bangxinは、資産額21億5000万ドルでフォーブスの「中国で最も富裕な人物ランキング」の112位に入っている。

また、テンセントとオンライン教育の合弁会社を設立した、新東方教育科技集団の会長のYu Minhongも資産額16億ドルで、ランキングの169位に登場している。

編集=上田裕資

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