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2017.02.26

フレッド シーガルの新しいキーパーソンたちが新たなヴィジョンと戦略を語る

photograph by Yoshihiro Makino


日本のものづくりの粋を世界に発信するために

ラグジュアリーブランドのように、本国で完成させる世界観をそのまま日本に再現しなさい、という話でしたら、私は首を縦には振っていなかったでしょう。でも、フレッド シーガルはそもそも自由の土地、カリフォルニアの「Laid-Back Luxury」(寛いだ雰囲気のラグジュアリー)のカルチャーを、広く全米に、そしてそこを訪れる世界中からのお客様たちへと発信していました。それを、私たちとパートナーシップを結ぶことで、いよいよ世界の流通網に乗せて、世界に向けて本格的に発信していこうという話だった点に、私は心を動かされたのです。

フレッド シーガルは、それぞれの店舗の個性を生かした空間と商品展開を持つだけでなく、ショップインショップやポップアップショップの展開を早い時期から行ってきた先駆けでもありました。世界観にさえ適っていれば、異文化や目新しいものをどんどん取り入れていくという、まさにカリフォルニアらしい気質を持ったブランドなのです。

ここでなら、アメリカ本国の商品を輸入販売するだけでなく、日本の職人やデザイナーたちと独自に開発する商品を扱うこともできるし、さらにその先では、日本で開発した商品をアメリカでも販売できるという可能性が、私を後押ししてくれたのです。実際、今日ジョンが着てくれているカーディガンも、実は日本の企画で作られた商品なんです。

もうひとつ、フレッドシーガルが扱うのはファッションだけではないという、ライフスタイルブランドとしてのアイデンティティにも着目しました。日本のものづくりの粋を伝える、例えば福井・鯖江のアイウェアなどの優れたプロダクトを、世界に出していくための発信地として利用できるというポテンシャルに着目したのです。


Fred Segal
1961年創業のショッピングデスティネーションストア。米本国と日本で店舗を展開する。前頁は日米の新たな経営陣。左から諸戸ホールディングス企画室長の萩尾幸之、カリフォルニア州弁護士の頼廣彰伸、フレッド シーガルCEOのアリソン・S・サメック、諸戸ホールディングス取締役の諸戸清光、MFSJ代表取締役社長の重松健、フレッドシーガルマネージングディレクターのジョン・フライアソン。
ジーンズ専門店としてスタートしたフレッド シーガル。それまで労働者の作業着だったジーンズを、ファッションアイコンに昇華させた立役者的存在であり、ジーンズが基軸のカジュアルスタイルはこの店から発信され、全米へと広がっていった。写真は第1号店として、これまで多くの人々から愛されてきたメルローズ店。記者たちは蔦を這わせた壁に身を潜め、来店するセレブリティたちをパパラッチしてきた。



MOROTO
1863年(文久3年)、諸戸清六が現在の三重県桑名市に内海屋(のちの諸戸店)として創業。大蔵省御用商人となり、米の売買などを手がけたのち、1890年より植林事業を開始。同社の根幹を成す。現在は諸戸ホールディングスのグループ会社で、林業に加えて不動産事業、投資事業、フレッドシーガルを運営するライフスタイル事業など多角化経営を行っている。諸戸清光は創業家の5代目後継者に当たる。諸戸林業は植林作業や間伐によって自然環境へ貢献することはもとより、緑化事業、不動産事業、ゴルフ場事業、キャンプ場事業などすべての事業において環境に配慮した社会貢献活動に取り組んでいる。

John Frierson(ジョン・フライアソン)◎フレッド シーガル マネージングディレクター。ブランド戦略、ライセンス事業を得意とし、自身が起業したフライアソンミー+パートナーズ社をはじめ、ホットハウス社、CAA社での勤務を経て、2016年より現職に就任。

重松 健(しげまつ けん)◎MFSJ代表取締役社長。1971年の三越入社以来、米国三越社長、三越取締役常務執行役員銀座店長、三越伊勢丹ホールディングス専務執行役員兼名古屋三越代表取締役社長を歴任。2015年より現職に就任。

諸戸 清光(もろと きよみつ)◎諸戸ホールディングス取締役、諸戸林業代表取締役社長、MFSJ取締役。1863年に創業し、代々受け継いできた山林事業をベースに、緑化事業、不動産事業、発電事業など幅広く手がける諸戸グループを率いる。

promoted by フレッド シーガル text by Shigekazu Ohno (lefthands)

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