「スナック依存」が進む米ミレニアル世代、その食習慣の意外な裏側

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・地球

社会的な問題に関する基準と同様に、彼らは各社が地球環境の保護に対してどのような姿勢を示しているかにも注目している。重視するのは製品に何が使われているかだけではない。動物の扱い方や土地利用、水資源管理、エネルギー、廃棄物など、環境・社会に関する問題への対応だ。

「極端に」生きる

商品の選択基準に見られるもう一つの傾向は、あらゆる面で「極端な」ミレニアル世代のライフスタイルと直接関わっている。彼らは土曜日に朝から晩まで10時間ずっとソファに沈み込んで人気のテレビドラマ・シリーズをまとめて見るために、平日は毎日欠かさず運動をする。そして、食生活にも同様の傾向が表れている。

ミンテルの調査では、健康的でエネルギーの補給になり、軽いスナック類が消費されるのは日中で、夕方以降は甘いものでもそれ以外でも、自分を甘やかしているような気分になる食品を選ぶ傾向があることが分かっている。商品のフレーバーや一袋当たりの容量など、新製品の開発を目指す各ブランドは、こうしたことを理解しておく必要がある。

「冒険」の要素を求める

最後に挙げられる傾向は、「経験の重視」だ。さまざまな側面から考えることができるが、欠かせないのは、消費者がブランドを「一緒に作り、関与し、経験する」ことが重要だという点だ。

「経験重視」を反映して、ミレニアル世代は冒険的なフレーバーを好む。これについては健康的であることよりも、味と「楽しめること」が大切だ。新しいこと、それまでと違うことを求め、大胆な味、スパイシーな味、文化的に多様性のある選択肢を求めている。

編集 = 木内涼子

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