「優れたアクティブ・ファンドの存在があってこそ、健全な投資信託市場の成長がある」

冒頭の総評で力強くメッセージを伝えたモーニングスター代表取締役社長 朝倉智也氏。トランプ政権誕生、ブレグジット、日銀マイナス金利政策導入と不安定要素には事欠かなかった2016年だけに、各ファンドの真の実力が問われる一年だった。

1月30日、東京証券会館ホールで行われた今年で18回目の「FUND OF THE YEAR 2016」、分析対象の約5,000本の中から、定量・定性分析を元に9部門に分け、最優秀9本・優秀ファンド賞を合わせて計40本の表彰が行われた。

驚いたのは、国内株式大型と中小型の2部門を、スパークス・アセット・マネジメントが制したこと。大型に関しては3年連続の受賞である。それぞれ「スパークス・新・国際優良日本株ファンド『愛称:厳選投資』」と「スパークス・プレミアム・日本超小型株式ファンド『愛称: 価値発掘』」でのダブル受賞で、分散投資優位、高配当タイプ人気の市場において抜群の実績を上げたことが評価された。

国際株式型部門で最優秀に輝いたのはフランス最大の運用会社の日本法人、アムンディ・ジャパンによる「日興レジェンド・イーグル・ファンド (毎月決算コース)」。独自の"大きく損をしない"戦略が功を奏した結果だ。

そして債券型部門を制したのは、ハイイールド債券ファンドや新興国債券ファンドなどの好調を受けて躍進した、昨年10月に4社合併で誕生したばかりのアセットマネジメントOneの「みずほUSハイイールドオープンAコース(為替ヘッジあり)」。

長期金利の急上昇で一時的に下落傾向を見せたものの、結果的にはドルベースでは8年連続上昇するなど世界的に好調が続くREIT市場を背景に、最優秀賞を勝ち取ったのは、ローカルスタッフ採用を含め自社運用にこだわる三井住友アセットマネジメントの「アジア好利回りリート・ファンド」。

そしてボラテリティ市況を鑑みて、今年新設されたのがバランス(低リスク)型部門。そこで最優秀賞に輝いたのは東京海上アセットマネジメント「東京海上・円資産バランスファンド(毎月決算型)『愛称:円奏会』」。

その他の受賞ファンドは以下の通り。
・バランス(安定)型部門: 日興アセットマネジメント
 「スマート・ファイブ(毎月決算型)」
・バランス(安定成長)型部門: シュローダー・インベストメント・マネジメント
 「シュローダー・インカムアセット・アロケーション(毎月決算型)Aコース
 (為替ヘッジなし)『愛称:グランツール』」
・バランス(成長)型部門: フィデリティ投信
 「フィデリティ・コア・インカム・ファンド(毎月決算型)為替ヘッジあり」


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Promoted by モーニングスター 文=清水りょういち 編集=高城昭夫

 

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