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米キャリア情報サイト、グラスドアが大卒者の給与を卒業後5年間にわたって調査した結果によれば、最も“カネになる”専攻分野はコンピューターや数学、工学関連だということがわかった。

「大学の学位は、最初の就職でいい仕事に就くための足掛かりとして欠かせない」とグラスドアは指摘。「何十万もの職務経歴書や給与報告の分析を通じて、卒業後の最初の5年の給与が最も高い専攻分野を割り出した」としている。

分析の結果は、これ以上ない明白なものだった。稼ぎたいならテック系に行け、というものだ。

中でも卒業後5年の給与が最も高いのは、コンピューターサイエンスで、平均基本給は年間7万ドル(約805万円)。これに加えてボーナスや各種手当などがある。ランキング2位は電気工学(基本給与額6万8,438ドル=約790万円)。3位と4位は機械工学と化学工学で、それぞれ(同6万8,000ドル=約780万円)と(同6万5,000ドル=約750万円)だ。

5位は生産工学(基本給与額6万4,381ドル=約740万円)、その後に情報技術(同6万4,008ドル=約736万円)、土木工学(同6万1,500ドル=約708万円)、統計学(同6万ドル=約690万円)、看護(同5万8,928ドル=約678万円)と管理情報システム(同5万8,000ドル=約667万円)と続く。

注目すべきは、トップ10の専攻分野のうち看護を除く9つがSTEM(科学、テクノロジー、工学、数学)分野だということだ。この結果は、ほかの専攻分野に比べてSTEM分野の人材に対する需要が高いことを示している。

グラスドアの分析は、コロラド州が支援するキャリア形成支援サイト、ローンチ・マイ・キャリア・コロラドが提供する数字とも一致している。同サイトではコンピューターサイエンスと電子工学の学位について、石油工学の学位以外では最も「投資利益率(ROI)」が高いとしている。

例えばコロラド大学ボルダー校のコンピューターサイエンスの学位は、投資に対する利益が87万5,930ドル(約1億円)。同校の心理学の学位の場合は、わずか13万1,154ドル(約1,510万円)だ。ここでいう投資に対する利益は「大卒者が卒業後20年間で(高卒者の収入に加えてさらに)稼ぎ出す推定収入」だ。

編集=森 美歩

 

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