Z世代からベビーブーマー世代まで、職探し前に知っておくべき傾向と対策

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ミレニアル世代

この世代はフレキシビリティ(柔軟性)を重視しているため、職探しにおいては自宅勤務ができるよう交渉する能力が必要になる。面接の際には遠慮せずに、フレキシビリティについて企業の方針を問うべきだ。方針が気に入らなければ、いつでも応募を取り下げることもできる。

会社の方針を聞く際には、自分が求める条件をはっきり示し、交渉は具体的に行おう。例えば「週2日を自宅勤務にして、年休をさらに5日増やせますか」といった聞き方だ。会社の定める年休が15日間の場合、“あと15日”と要求しても却下される可能性が高いが、5日程度ならば未来の上司も許可してくれる可能性が出てくる。

Z世代

Z世代は、大きな野望を抱いている。しかし、実世界では経験の方が価値がある。交渉は常にすべきだが、期待しすぎてはならない。例えば新卒採用で年間給与額が5万ドル(約570万円)の仕事の場合、交渉すれば2,000~5,000ドル(約22~50万円)は引き上げることができるかもしれないが、1万ドル(約113万円)以上を期待してはいけない。

経験がなく初めて職探しをする際には、周囲をよく観察することが重要だ。要求はシンプルにして、雇用主の反応(例えな電話での無言の間など)に注意を払おう。そうすることで、相手の微妙なサインに気づくことができるようになる。次の仕事探しで交渉するときに、それが役立つはずだ。

給与が望んでいたほど高くなくても、仕事のオファーを受け入れる価値があることもある。夢見ていた仕事ができたり、成長のチャンスがある可能性もあるため、全体を見て評価を下す必要がある。確かに給料は重要な問題だが、その会社やチャンスが自分のキャリア形成にどう役立つのかを総合的に判断するべきだ。

編集=森 美歩

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