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2017.02.09

想像する知性と歩み続ける野性 〜プロ登山家の探求心がアウトランダーPHEVと出合う〜

photographs by Shuji Goto

日本唯一の14サミッター
竹内洋岳の日本の休日

登山とは想像力のスポーツ

地球上でもっとも宇宙に近い標高8,000m以上の14の頂。酸素濃度は地上の1/3、周囲に生命活動はなく、一部の渡鳥を除き、人類だけが意志と足で到達できる領域だ。プロ登山家竹内洋岳氏は、その14座すべての登頂に成功した日本人唯一の「14サミッター」である。比喩や態度ではない、文字通りの「孤高」を知る人でもある。

180cm65kgの痩身長躯。登山時の着衣は、タグやラベル、ジッパーのスライダーのつまみまで、無駄なものは可能な限り外し、グラム単位でウエイトを削る。

「筋肉は酸素の消費量が多く、高所登山では必要以上の筋肉は不要です。大きすぎる胸筋は胸郭可動域を狭め、高所で肺機能を十分に発揮できなくなりますから」

高所登山の目的に敵う、研ぎ澄まされた身体と装備は、山道を疾走するラリーカーの究め方にも通じる。

「私が登り続けた標高8,000m以上の14座に、同じ山は二つとありません。すべての山には固有の個性があり、その山の個性に惹きつけられて山登りを続けてきました。もしかすると私たちは、次に登る山を見つけるために、今の山を登っているのかもしれない。宇宙時代の現代でも、地球上には未踏の山がまだあり、私にとっての未踏峰は、はるか彼方まで連なっている。それを登り続けること。それが登山家としての探求心です」

竹内氏にとって山頂は到達点ではなく、ただの通過点に過ぎない。登山とは大きな輪のようなもの。登っただけ下りなければならない。あの環境に入ると途中でやめることはできない。それを困難だと思ったことはないし、その困難にあえて立ち入ることが面白いのだと竹内氏はいう。

山では想像力と恐怖心を利用して危険を回避する。一歩ごとにヒマラヤの自然は剥き身の刃のように生命に迫り、そこに運は存在しない。一歩先に起こりうる可能性を常に想像し、判断し続けることを競う。登山とは想像力のスポーツだ。
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Promoted by 三菱自動車 文=橋場一男 編集=明石康正

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