ナチュラルワインで二日酔い対策?
そもそも、ナチュラルワインとは具体的にどのようなワインを指すのか。献立提案サイトeミールズ(eMeals)のスコット・ジョーンズ副社長の説明によれば、その定義は次のようになる。
「発酵に市販の酵母ではなく天然酵母を使用し、赤ワインのタンニン量を抑えるため樽に使う新しいオーク材を最小限にしている。亜硫酸塩を添加しない、または最小限の量にする。砂糖をはじめ、香りや色、風味や質感を強化するための化学添加物を使っていない。農薬や除草剤、灌漑の使用や合成物の添加がゼロである」
さらにジョーンズはこう言う。「パレオダイエットや糖質制限をしている人にとって、アルコール度数が低く、統計上は砂糖も炭水化物もゼロ(1リットル当たりの砂糖が1グラム)の高品質ワインを探すのは難しい。だがこうした人々もワインを楽しみたいと考えており、市場がそれに対応し始めている」
ナチュラルかどうかは気にしないという人でも、ナチュラルワインを検討するべき理由はある。「ナチュラルワインを支持する人々によれば、ワインを飲んだ時の頭痛を引き起こすのはぶどう果汁ではなく、ワインに含まれる砂糖や添加物だ。ナチュラルワイン(かつ最適な量)にすれば、もう二日酔いに苦しまずに済むということだ」
新たなビールバーの可能性
ビールは何も目新しい飲料ではない。だがカリフォルニア州にシーフードレストランを所有しテレビ出演も多いシェフ、アンドリュー・グルーエルによれば、2017年には新しいタイプのバーが登場する。
「フローズンヨーグルト専門店が店じまいをしたところに、クラフトビールの醸造所が店を開こうと目をつけるだろう。キッチンと換気扇の設置工事をする必要もないし、ヘルシーな印象もあった店だ。これ以上の場所はない」