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2017.01.18

ミシェル・オバマ米大統領夫人の功績 子どもの健康・権利促進も

photo by Joe Raedle / gettyimages


6. 退役軍人らを支援

退役軍人の多くが戦地からの帰還後、健康問題や失業、住居を失うことなど、さまざまな困難に直面する。ミシェル夫人はジル・バイデン副大統領夫人と共に兵士や退役軍人とその家族の支援を行う「ジョイニング・フォーシズ」を立ち上げた。

7. 不当な批判への対応で模範に

米国には過去に、オバマ夫妻ほど的外れな批判や攻撃にさらされた大統領と夫人がいただろうか?人種差別的な態度はただ嘆かわしく、時間や努力、エネルギーを浪費するものでしかない。だが、夫妻はいずれもこうした問題から逃げることなく、冷静に対応してきた。

8. 少女・女性の健康と教育、権利を擁護

オバマ夫妻が米政府の各機関と共に立ち上げた女子教育支援のための「レット・ガールズ・ラーン(Let Girls Learn)」が現在も活動を続けていることは、意義深いことだ。世界各国の少女たちが質の高い教育を受けられるようにするため、障壁を取り除くことを目指した活動を行っている。

9. 権利と機会の平等を促進

誰にでも、指導者がどのような人物であるべきかについての固定概念がある。そして残念ながら米国ではこれまで、あらゆるメディアによってそのイメージが形作られてきた。そうした固定概念は、それに該当しない人がリーダーになることを阻止しようとする。オバマ夫妻の存在が、そして夫妻が任命してきた職員たちに見られる多様性が、リーダーシップとは人の外見ではなく内面に関わるものだということへの理解につながったことを期待する。

10. 醜聞ゼロ

著名ジャーナリスト、トム・ブロコウをはじめ多くの記者たちが、大きなスキャンダルなく任期を満了する大統領夫妻は1970年代以降、初めてだと指摘している。

編集 = 木内涼子

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