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フォーブスは昨年11月、今回が2回目となる「フィンテック50」を発表した。このリストは米国でフィンテック関連事業を行なう企業のうち代表的な50社を選出するもの。

既に「個人金融サービス業界を破壊する13社」と「資産管理・投資運用系18社」、さらに「与信・ファイナンス系10社」を紹介済みだが、ここでは国際送金や企業向けの銀行口座の接続サービス等をてがける8社を紹介する。

Stripe
オンライン決済用のプラグインを提供。年間の決済金額は200億ドルで、売上高は4億5,000万ドル。Visaやアップル、アリペイなどと提携。企業価値は50億ドルに達する。サンフランシスコ本拠[詳細記事]

創業者:Patrick Collison(28)とJohn Collison(26)の兄弟
出資元:3億ドルをSequoia Capital、Andreessen Horowitz、ペイパル共同設立者であるPeter Thiel、Max Levchin、イーロン・マスクなどから調達。
脅威を与える業種:ペイパル、既存のクレジットカード関連業種

TransferWise
P2Pの通貨交換アプリを運営。互いの通貨を交換したいユーザー同士をマッチングさせることで、従来の銀行手数料よりも80%低いコストで国際送金が可能。ビジネス向けの国際送金サービスを開始。ロンドン本拠[詳細記事]

創業者:ターベット・ヒンリクス(35)、クリスト・カールマン(36)
出資元:1億1,700万ドルをAndreessen Horowitz、Peter Thiel、リチャード・ブランソンなどから調達。

■Chain
ブロックチェーンのインフラを提供。ナスダックによるブロックチェーンを活用した未公開株式取引を行うシステム「Nasdaq Linq」の構築をサポートした。Visaも、2017年にリリース予定の決済プラットホーム「B2B Connect」の構築でChainと提携している。顧客には、Capital One、シティグループ、フィデリティ、First Data、Fiserv、State Streetなどが含まれる。サンフランシスコ本拠。

創業者:Adam Ludwin(35)は、フィンテックへの投資で知られるベンチャーキャピタル、RRE Ventures出身。
出資元:4,130万ドルをKhosla Ventures、RRE、Visa、ナスダック、Citi Ventures、Capital One Growth Ventures、Fiserv、Orange Digital Venturesなどから調達。

Digital Reasoning
機械学習技術を使ったテキスト・会話分析技術「Synthesys」を提供。大手金融機関が同社のサービスを利用し、従業員のメールやショートメッセージ、電話などを監視して不正の予防を図っている。顧客にはゴールドマン・サックス、UBS、Steven A. Cohenが設立したPoint72 Asset Managementが含まれる。

創業者:Tim Estes(37)は、バージニア大学に在籍中に同社を創業。
出資元:7,000万ドルをゴールドマン・サックス、Credit Suisse、ナスダックなどから調達。
脅威となる業種:Behavox、Palantir、HP Autonomyなどデータ分析やコンプライアンス監視を行う企業

編集=上田裕資

 

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