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中国メーカーの追い上げに苦戦

2016年に2つのフラッグシップモデルを発表したLGは、高性能なカメラ機能で知られる「V20 」や、モジュールで機能拡張ができる「G5」といった端末を発表。ニュースサイトのAndroid Centralは同社を「メディアのレーダーにはかかりにくいが、本当に良いスマートフォンを作るメーカー」と評価した。

Hwangのチームには20人のメンバーがおり、マーケットのトレンドを分析して次期モデルのコンセプトを立案する。LGのGシリーズは彼によると「メインストリーム向けのスマホ」でVシリーズは「スナップチャットやインスタグラムなどをよく使うミレニアル世代のコンテンツ・クリエーターに向けた製品」だという。

筆者はLGスマホの大ファンだ。しかし、Vシリーズの評価は高いものの、Gシリーズは2機種連続で売上が振るっていないのも事実だ。LGも懸念していないわけではない。2016年10月に行われた取材でLG副社長は「様々な意味でプレッシャーを感じています」と語っている。

しかし、彼らは数年間築き上げてきた路線を変更しようとは思っていないようだ。Hwangが今のポジションについて以来、LGは様々なチャレンジを続けてきた。2013年のモデルでは全てのボタンをスマホの背面に配置した。クアッドHDディスプレイを最初に取り入れたのもLGだった。

「LGのスマホを買った人が、購入理由のトップに挙げるのが他のデバイスに無い機能を持つ点です。また、高品質なサウンドを楽しみたい人もLG端末を買っています」とHwangは語る。

LGのグローバル・コミュニケーション部のKen Hongは、2016年は多くの中国系企業が高機能のスマホを低価格で販売し、LGも苦戦したと認める。「LGは高スペックで優れた機能を搭載したスマホを発表しました。しかし、発表から数か月で中国の企業が同レベルのスマホをわずか400ドルで売り出すのです。厳しい時代です」とHongは語る。

「だからこそ私たちは中国企業が提供できないような、充実したカスタマーサポートや品質管理に力を入れているのです。LGはスマホを進化させるだけでなく、サポートも進化させなくてはなりません。スマホのコモディティ化は進んでおり、単に価格だけで選ばれるものになってはいけません」とHongは述べた。

編集=上田裕資

 

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