卑劣な上司の10の言動に学ぶ健全な職場の選び方

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賢い組織はチームのメンバーを尊重し、称賛する。旧態依然としたトップダウン型の官僚制組織は、従業員たちをあえて尊重しない。そうすれば、「従業員は全て簡単に交換可能な機械の歯車の歯の一つだ」という考えを支持しないとのメッセージを送ることになり得るからだ。

世の中には強い上司と大勢の弱い上司たちがいる。弱い上司とは、自身の考えを明確に述べることがない人たちだ。自分より上の立場の人から何か聞かされるまで、自らの考えを持つことさえないのかもしれない。

そうした恐れおののく上司たちは、不安に駆られると次のような行動に出る。

1. 自分の上司たちがあなた個人やあなたの仕事のやり方に批判的であることを知ると、「気に入られるようにしろ」とあなたに詰め寄る。

2. あなたの評価が上がっていることを脅威に感じると、目立たないプロジェクトばかり担当させようとする。あなたが自分の仕事を進めるための権限を奪ったり、降格させたり、それ以上にひどいことをする。

3. 今の自分の職責にはあなたの方が適任だという恐れから、あなたが進めているプロジェクトを中断、または中止させ、あなたの成功を邪魔する。

4. 自分が期待するほどあなたに尊敬されていないと気が付くと、予算を凍結したりボーナスや昇給を拒否したりして、自分の力を誇示する。

5. チームのメンバーの間であなたの人気が“高すぎる”ことに気付くとあなたの同僚たちに対し、あなたは「同僚を怠け者だと思っている」「何もかも自分でやらなければならないことにうんざりしている」などと話す。

6. 幹部が自分ではなくあなたの意見を求めるかもしれないとの恐れから、あなたが上げた成果を盗み、代表者は自分だと主張する。

7. あなたが仕事で“輝きを増して”いることに恐怖を感じると、あなたの自信が打ち砕かれるまで、あなたの仕事に文句を言ったり、ささいなミスを批判したりする。

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編集 = 木内涼子

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