1位はカカ、MLSで最も稼ぐ選手ランキング

第1位 カカ (gettyimages)

北米プロサッカーリーグ「メジャーリーグサッカー(MLS)」が発足してから20年。クラブ数は20へと倍増し、昨年はESPNやフォックス、ユニビジョンと年間9,000万ドルの大型放映権契約を締結した。クラブの平均的な資産価値も、2013年から80%増の1億8,500万ドルに達し、飛躍の時を迎えている。

質の面でも、カカやピルロ、ジェラードをはじめとした名選手に加え、ジョビンコやブラッドリーといった20代の選手が戦いの場をMLSに移すなど、その存在感は高まりつつある。

※米プロサッカーリーグMLSの高年俸選手ランキングは、米国と欧州に拠点を置く、MLSや他国のプロリーグ、政府当局、広告スポンサー、専門家などへの取材に基づく。年収には、年俸のほか、ボーナスや広告収入が含まれている。MLSクラブ資産価値ランキングは、2015年シーズンの推定収入や営業利益、今後の事業計画を元に作成した。ランキングと基準の詳細は、Forbes.comでご覧いただけます。

1. カカ(34)
オーランド・シティSC / 元ブラジル代表 / 940万ドル
ACミランやレアル・マドリードといった名門で活躍したセレソンの10番。今ではMLSの顔に。

2. スティーブン・ジェラード(36)
ロサンゼルス・ギャラクシー / 元イングランド代表 / 860万ドル
英名門リバプールの元主将。アメリカへ舞台を移したものの、古巣復帰の噂も絶えない。

3. セバスチャン・ジョビンコ(29)
トロントFC / 元イタリア代表 / 830万ドル
創造性豊かなプレーが売りの攻撃的MF。15年、イタリアの名門ユベントスからMLSに移籍。

4. クリント・デンプシー(33)
シアトル・サウンダーズ / アメリカ代表 / 820万ドル
国民的人気を誇るアメリカ代表MF。大舞台に強く、W杯でも3大会連続で得点している。

5. ティム・ハワード(37)
コロラド・ラピッズ / アメリカ代表 / 800万ドル
10年のW杯南ア大会でアメリカ代表のGKとして活躍。一躍、国民的スターになった。

6. フランク・ランパード(38)
ニューヨーク・シティFC / 元イングランド代表 / 800万ドル
チェルシーの黄金時代を支えた名MF。マンチェスターシティを経て、現チームで活躍中。

7. ダビド・ビジャ(34)
ニューヨーク・シティFC / 元スペイン代表 / 790万ドル
多彩な技術とゴールへの鋭い嗅覚を持つFW。スペイン代表の最多得点記録を持っている。

8. マイケル・ブラッドリー(29)
トロントFC / アメリカ代表 / 760万ドル
ドイツやイタリアなど、欧州でのプレー経験が長い中盤のダイナモ。父は元米代表監督。

9. アンドレア・ピルロ(37)
ニューヨーク・シティFC / 元イタリア代表 / 740万ドル
卓越したゲームメイキングでACミランやユベントスを支えた“レジスタ(演出家)”。

10. ジョジー・アルティドール(26)
トロントFC / アメリカ代表 / 640万ドル
スペインやオランダのクラブを経て、15年にMLSへ復帰。年代別アメリカ代表を支えてきた。

文=Forbes JAPAN編集部

この記事は 「Forbes JAPAN No.29 2016年12月号(2016/10/25発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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