モトローラのスマートウォッチ「Moto 360」(Photo by Neil Godwin/T3 Magazine via Getty Images)

Android Wearはおよそ2年半前に大々的に発表されたスマートウォッチ向けのOSだ。同時にスマートウォッチの「LG G Watch」と「Moto 360」も発売された。G Watchは面白みに欠けるデザインだったが、Moto 360は丸い液晶ディスプレイと未来的なデザインで話題を呼んだ。しかし、Moto 360の生みの親であるモトローラがスマートウォッチから撤退を宣言してしまった。

2代目Moto 360は2015年秋に発表され、その数か月後にはスポーツ仕様のモデルも発売された。しかし、2016年はこれまでモトローラからAndroid Wear搭載のスマートウォッチのリリースはなく、同社の担当者が今後のリリース予定がないことを認めた。

Android Wearは2016年秋にWear 2.0へのアップデートが予定されていたが、2017年上旬に延期された。「ベータ版のフィードバックが良くなかったため、改良を加える」という。これではモトローラが新モデル発表に二の足を踏むのも当然だろう。モトローラはレノボに買収されたが、売上が振るわず大々的なリストラを行なうなど、統合プロセスはスムーズには進まなかった。

アップルですらスマートウォッチでは苦戦し、2代目Apple Watchの販売も伸びていないと伝えられる。アップルでさえもウェアラブルでは成果をあげていないのだ。

しかし、グーグルはWear 2.0発表と同時に自社開発のスマートウォッチを発表するとの噂もある。それはPixelのブランド名を冠したものになるかもしれない。それでもなお、スマートウォッチを消費者に買わせるのは、なかなか難しいのかもしれない。

編集=上田裕資

 

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