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2016.12.19

「医療用大麻」市場、合法化を経てフロリダが急成長の見通し

megaflopp / shutterstock.com


「18か月前に事業を立ち上げた時は、コロラド州・デンバーこそがハイ・ゼアにぴったりの都市だと感じていたが、フロリダ州が医療用大麻を合法化してチャンスは僕らの地元にあると気づいた。ハイ・ゼアが、医療用大麻が地域にもたらし得る経済的影響を示すモデルになり得ると考えた」と、ハイ・ゼアの共同創業者でCEOのダレン・ロバーツは言う。

「ハイ・ゼア」は、創業者たちの出身地であるフロリダ州への本社移転に伴い、雇用も創出することになる。同社は今後、オペレーションやマーケティングの人材を追加募集する計画だ。

大麻コミュニティーの主要なテクノロジー・プラットフォームとしての地位を確固たるものにするなかで、引き続き戦略的パートナーも追加していく。医療用大麻をさらに入手しやすくしていくことが目標で、合法化法案の可決に尽力した最大の組織であるユナイテッド・フォー・ケアと提携した。

ユナイテッド・フォー・ケアのキャンペーン・マネージャー、ベン・ポラーラは「ハイ・ゼアのような企業が合法化を支持していることは素晴らしい。フロリダ州の大麻関連企業が同州にもたらす経済的影響は、本当に必要としている人々に大麻を提供するという我々のミッションにとって後押しになる」

そのほかのビジネスチャンスには、外出が困難な患者のためのデリバリーサービスなどが含まれる。だがまだ困難もある。管轄権の問題で販売が制限される可能性もあるし、医療用大麻を処方したい医師たちとっての障害もあるかもしれない。加えて、次期政権をめぐる不確定要素もある。

それでも、フロリダ州の医療用大麻市場が猛スピードで成長を遂げていることに変わりはない。

編集=森 美歩

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