NYで人気の出会い系アプリ「Sapio」 300の質問で理想の相手探し

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ニューヨークだけで1万人のユーザーを獲得した出会い系アプリ「Sapio」は、利用者たちが本当に相性の良い相手と巡り会えるよう、自撮り画像よりも内面を意識したアプリだ。

家族や友人と共にこのアプリを開発した起業家でハーバード・ビジネス・レビューコラムニストのケルシー・リベルテは「Sapioは、ユーザーの多くが既存の出会い系アプリに感じている不満を解消できるようデザインされている」とコメントした。開発チームは調査を通じ、ユーザーが他の出会い系アプリにうんざりしていることを知った。

500人を対象に行った調査では、半数以上がアプリでの出会いの経験に満足しておらず、相手が“アプリ上で偽りの姿を見せている”と考えていることが判明した。また、女性の実に70%が“スパム的メッセージ”を受け取ることにいらいらしている一方、男性ユーザーの50%は、受け取るメッセージが少なすぎると答えた。

リベルテは「Sapioはこれらの問題の解決を目的としている。私たちは外見と知性の両面で魅力的なパートナーを見つけられるよう、実のある会話を促進することにフォーカスした」と述べた。

Sapioの利用にあたりユーザーはまず300以上の質問に回答する。人生における夢や内なる自分、達成してきた事などのフォーマルなものから、もっとカジュアルなものまで、その内容は多岐に渡る。全ての質問に辛抱強く回答したユーザーだけが、理想の相手と出会える仕組みだ。

開発チームのリサーチによると、ユーザーの90%はSapioの質問に楽しんで答え、アプリの使いやすさに満足しているという。また、92%が友人にも薦めたいと回答した。

これまで既に数万件のチャットやマッチングを実現したSapioは、じわじわと勢力を拡大している。

編集=上田裕資

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