現段階でポケモン図鑑に第2世代ポケモンのデータが追加されたことは確認できているが、伝説の「鳥ポケモン」や「ミュウツー」もいまだに登場していないことを考えると、噂に過ぎない可能性がある。また、ポケモンGOは数週間おきに大きなアップデートを実施しており、12月の内容が予想と異なっても何ら不思議ではない。
筆者も当初、北半球が真冬を迎える12月に第2世代ポケモンが追加されることはないと考えていた。しかし、ナイアンティックはプレーヤー数が減少するこの時期だからこそ、新ポケモンを大量に追加するのかもしれない。ポケモンGOは従来のゲームとは異なり季節性があるため、寒くなればプレーヤー数が著しく減ってしまう。また、リリースから半年が経ち、ゲームを離脱するプレーヤーも増えてきている。ナイアンティックとしては、このタイミングで第2世代ポケモンを追加すれば、ゲームのアクティブ率を再浮上させることができる。
課金アイテムの増収狙う?
冬場はアイテム売上が大幅に増えることも期待できる。温暖な季節であれば、いくらでも外を歩き回ってゲームを無料で楽しむことができるが、真冬になるとそうはいかない。また、車や電車でのプレイには規制がかかってしまった。このような状況で第2世代ポケモンが追加されたら、多くのプレーヤーは寒さをしのぎながらポケモンを捕獲できるアイテムをこぞって購入するに違いない。
例えば、お香は家にいながらにしてポケモンを出現させることができるため、飛ぶように売れるだろう。自宅の近くにポケストップがある場合は、ルアーを購入して設置すれば、わざわざ雪の積もった公園に行かなくても済む。
また、外を歩き回る頻度が減ると、モンスターボールが不足し、ショップで購入するプレーヤーが増えることが予想される。筆者は最近までモンスターボールを大量に持っていたが、ここ数日お香を使ってメタモンを捕獲していたらあっという間になくなってしまった。冬になれば同じような状況に陥るユーザーが増加するだろう。
孵化装置の購入者も増えるかもしれない。寒い中を歩くのであれば、なるべく効率的にタマゴを孵化させたいと考えるのがプレーヤーの心情だからだ。
12月に第2世代ポケモンを実装することでプレーヤー数の減少をどこまで防げるかは不明だが、取組みとしては理に適っている。
ナイアンティックは、スマホゲーム史上最大のヒット作となったポケモンGOをこれからも発展させていこうと考えているに違いない。ポケモンには7世代まであることを考えれば、半年ごとに1世代を追加してもこの先数年間はプレーヤーを飽きさせることはない。
極寒のシカゴに住む筆者としては、仮に第2世代ポケモンの追加が5月に先送りされても何ら問題がないが、他のプレーヤーはどう考えるだろうか。また、12月に実装された場合には、筆者が予想するような遊び方の変化が見られるか興味深いところだ。