北米ツアー収入でローリング・ストーンズの記録を打ち破ったスフィフトは、スニーカーのKedsやダイエットコーク、アップルの広告にも登場した。「スフィフトはヒット曲を連発するだけでなく、自分の価値をよく心得ており、企業ブランドからの信頼も厚い」と知財案件を多く手がける法律事務所の担当者も述べている。
2位には現在休業中のワンダイレクションが入り年収は1億1,000万ドル(約1260億円)。3位には年収8,050万ドル(約92億円)のアデルが入った。
4位のマドンナは直近のツアーで1億7,000万ドルを売り上げており、香水等のブランド広告でも稼ぎ年収は7,650万ドルに達した。
5位に入ったリアーナ(年収7,500万ドル)もツアー以外にディオールやプーマ、サムスン等の広告出演から巨額の収入を得ている。
ストーンズ、AC/DC、スプリングスティーンらも
今回のリストにはロック界のベテランも数多く登場する。7位のAC/DCは6,750万ドル。8位のローリング・ストーンズは6,650万ドル。11位で6,050万ドルのブルース・スプリングスティーンなどだ。
若手では26歳のシンガーのザ・ウィークエンドが15位で5,500万ドル。22歳のジャスティン・ビーバーは5,600万ドルで13位に入った。
ヒップホップ界からは10位にDiddy(6,200万ドル)、18位にJay Z (5,350万ドル)、ドクター・ドレーが4,100万ドルで25位に入った。女性アーティストしてはJay Zの妻、ビヨンセ(17位、5400万ドル)の健闘も目立った。
フォーブスは当ランキング作成にあたり各アーティストの2015年6月1日から一年間の税・マネジメント料引き前の収入を算定した。算出に当たっては、ポールスター、ニールセン、全米レコード協会(RIAA)からのデータに加え、関係者へのインタビューの内容も加味した。