photo by Rita Saitta / EyeEm / gettyimages

インスタグラムには女性たちからの無数の自撮り写真がアップロードされている。女性の自撮りは男性から好奇の目で見られ、時には不快な思いをさせられる。しかし、ある種の女性たちはそれを全く気にしないどころか、小遣い稼ぎの手段にする場合もある。

中国のアリババはそんな女性ユーザー向けに画期的とも呼べる機能の提供を開始した。同社の決済アプリ「アリペイ」に、写真や動画を投稿可能なソーシャル機能を追加したのだ。新機能の名前は「サークル」。インスタグラムの「ストーリーズ」とそっくりだが、内容は大違いだ。

サークルにコンテンツをアップするのはほぼ女性のみ。男性ユーザーはアプリ内の投げ銭を与えることしかできない。(高スコアの男性はコメントもつけられる)

アリババによるとこのサークル機能は“オープン・プラットフォーム”として提供しているとのこと(中国でオープン・プラットフォームというのも妙な話だが)。しかし、なぜ投稿を女性限定にし、まるでポルノ映画のような「キャンパス日記」というカテゴリを設置したのかについての説明は無い。

「お金持ち」の男性募集も

この機能は予想通り中国のネット民の注目を集め、既に数百名の女性たちが肌もあらわな自撮り写真を投稿。チップをねだったり“お金持ちの男性”を求めていたりする。


アプリ内の投稿画像。「あなたの街の天気は?」(左)、「カンパ求む。生活費を全部使い切りました」(右)とのコメントが添えられている。

中国だけで4億人以上が使用するアリペイに突如あふれだした半裸の女性たちの写真は、ウェイボーなどのSNSでも盛んに議論されることになった。アリババは11月28日に声明を発表。「今後はアリペイアプリの実名制度やビッグデータ処理能力を用い、コンテンツのフィルタリングを行なう用意がある」とした。また、同社は「有益なSNS環境を提供する責任を自覚している」と述べた。

西洋では魅力的な女性が写真を掲載し、収入を得ることは全く珍しいことではない。インスタグラムではモデルたちが肌を露出した写真を掲載し、広告費をもらって商品を宣伝したりもする。

しかし、今回のアリペイの“女性限定プラットフォーム”と投げ銭システムの導入は、全く別次元の取り組みと言えそうだ。

編集=上田裕資

 

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