名刺は捨ててデジタルでつながろう 米ミレニアル世代記者の主張

Rawpixel.com / shutterstock.com

最近、筆者は出張の際やネットワークイベントの場に名刺を忘れることがあるが、人脈作りに支障はないと感じている。2016年の現在、ミレニアル世代の自分はデジタルでつながる方が心地よく思う。

現代社会で人脈を維持し、自分のブランドを高める秘訣はオンラインにある。IBM Instituteの調査では、ミレニアル世代は他の世代よりもデジタルデバイスに触れる時間が長く、そのうち54%をスマホ、27%をタブレット、そしてデスクトップに18%を投じている。

ウェブで人々とつながり、ひらめきを得ることはデジタルネイティブにとって生まれつきの習性のようなものだ。名刺は情報交換の最初のステップかもしれないが、唯一の手段ではない。インターネットとソーシャルメディアとともに育った世代は、リンクトインやツイッターで人とつながれる。調査会社ForresterのPR部門のマネジャー、ジェンナ・ヴァサロは言った。

「私は名刺を交換することは滅多にない。それはもはや古い時代の古い習慣のように感じられる」

人々はあなたの名刺であなたを覚えることは滅多にない。記憶に残るのはあなたの専門性や業界での仕事ぶりなのだ。キャリアを積むにつれ、SNSでの活動が業界で人脈を構築するために欠かせないものになる。ソーシャルでのプロフィールは名刺では得られない関係の強化につながる。デジタルで発信することにより、あなたの人脈は拡大していくだろう。

リンクトインやツイッター、フェイスブックは素晴らしいプラットフォームだが、別の効果的なチャンネルも使ってみよう。ポッドキャストやライブ動画で発信を行なうことで、プレゼン能力を高め、新たな人々とのつながりを構築することも可能だ。

Forbes JAPAN 新着記事はこちら >>

編集=上田裕資

タグ:

ForbesBrandVoice

人気記事