「弊社はGalaxy S7ファミリーの品質と安全性を保証します」との声明をサムスンは11月18日、発表した。
「米国の消費者に使用された1千万台以上の端末において、内蔵バッテリーの不具合は起きていないことを確認しました」と同社は述べた。
サムスンの今年第3四半期の利益は、Note 7のリコールと販売中止により30%下落した。Note 7の発火トラブルは世界中で報告され、10月中旬にアメリカ連邦航空局(FAA)は全米の航空機へのNote 7の持ち込みを禁止した。
9月1日までに世界で35件のNote 7の発火が確認されていた。騒動からの立ち直りを目指すサムスンは、デジタルアシスタント搭載の次期モデルGalaxy S8に世間の関心を引きつけようとしている。
しかし、Galaxy S7に関しても、同様な問題の発生が伝えられている。BGRのテック系ジャーナリストのクリス・ミルズは10月初旬、彼の所有するS7 Activeが充電中に膨張し、破損したと報告している。
また、別のカナダ人のS7ユーザーも車内で端末が爆発し、手に第三度のやけどを負った。オハイオ州のダニエル・ラミレズという人物も、今年5月にズボンのポケットの中のGalaxy S7 Edgeが爆発し、股間や足腰にやけどを負った件でサムスンを告訴すると伝えられる。
サムスンの今回の声明は一部のユーザーや投資家らを安心させるかもしれない。しかし、S7の発火問題が今後も続くとしたら、この先さらに大きな問題をサムスンは抱えることになる。